【MLB】タイガースが完封リレーで地区シリーズ第3戦を制す 11年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出に王手
地区シリーズ第3戦【ガーディアンズ0-3タイガース】@コメリカ・パーク
日本時間10月10日、ガーディアンズ対タイガースの地区シリーズは舞台をデトロイトのコメリカ・パークに移して第3戦を迎えた。先発のカイダー・モンテロをわずか1イニングで交代させる意外な投手起用を見せたタイガースは6投手をつないで完封リレー。3対0で勝利してシリーズの対戦成績を2勝1敗とし、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。タイガース2番手のブラント・ハーターが勝利投手となり、6番手のタイラー・ホルトンはセーブを記録。ガーディアンズ先発のアレックス・カッブが敗戦投手となった。 【動画】タイガースのライリー・グリーンが先制タイムリーを放つ タイガース先発のモンテロは1回表のガーディアンズの攻撃をわずか6球で三者凡退に抑える好投。その裏、タイガースは二死2塁のチャンスを作ると、ライリー・グリーンのタイムリーで1点を先制した。モンテロがある程度長いイニングを投げるのかと思いきや、AJ・ヒンチ監督は2回から継投に入ることを選択。2回表、2番手のハーターは連打で無死1・2塁のピンチを招いたが、後続3人を打ち取って無失点で切り抜けた。 ハーターは3回表にも二死1・2塁のピンチとなったが、ジョシュ・ネイラーを打ち取って無失点。その裏、タイガースは先頭のジェイク・ロジャースの二塁打から一死1・3塁とチャンスを広げ、マット・ビアーリングの犠牲フライで2点目を奪った。 ハーターは4回表を三者凡退に抑えたあと、5回表に一死1・2塁のピンチを招いて降板。しかし、3番手のボー・ブリスキーが打者6人をパーフェクトに抑える好リリーフでガーディアンズに流れを渡さず、タイガースは6回裏一死2塁からスペンサー・トーケルソンのタイムリー二塁打で貴重な追加点を奪った。 7回表、タイガースはブリスキーの後を受けた4番手のショーン・ガンサーが二死1・2塁のピンチを招いたが、5番手のウィル・ベストがデービッド・フライをサードライナーに仕留め、ピンチを脱出。ベストが8回表も無失点に抑えると、9回表は6番手のホルトンを投入し、6投手による完封リレーを完成させた。 タイガースはこれでシリーズの対戦成績を2勝1敗とし、2013年以来11年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出に王手。第5戦に絶対的エースのタリック・スクーバルが先発できることを考えると、圧倒的に優位な状況となった。