【MLB】 菊池、ダルビッシュ、松井がWCシリーズのロスター入り 前田は選外 セールとバーランダーも漏れる
日本時間10月2日、きょうから始まるワイルドカードシリーズを目前に、各球団がワイルドカードシリーズのロスター26人を発表した。日本人選手ではアストロズの菊池雄星、パドレスのダルビッシュ有と松井裕樹がロスター入りした一方、タイガースの前田健太がロスターから漏れた。その他ではナ・リーグの投手三冠に輝いたクリス・セール(ブレーブス)が背中の故障で離脱。さらにジャスティン・バーランダー(アストロズ)もメンバーから漏れた。 アストロズの菊池雄星は、3人の先発投手の内の1人としてロスターに名を連ねた。第2、3戦のどちらに先発するかは明言されていない。ただ、タイガース打線は右投手に比べて左投手を苦としており、もしアストロズが第1戦で敗れることがあれば、ハンター・ブラウンを差し置いて先発を任される可能性もある。一方、同じアストロズのロスターにジャスティン・バーランダーの名前はなかった。41歳のバーランダーは今季、17先発で防御率5.48と不振と故障に苦しむシーズンを送っていた。 また、パドレスのワイルドカードシリーズのロスターにも2人の日本人が名を連ねた。第3戦のブルペン待機が明言されていたダルビッシュが順当にロスター入りを果たした一方、当落線上にあった松井にとっては嬉しい報せだろう。松井は9月は5、8日の2日間に登板したのみで間隔が空いていたが、27から30日までの4日間で3登板をこなし、いずれも無失点に抑えた。そのアピールの甲斐、そして最大3戦のワイルドカードシリーズでは5人目の先発投手(マーティン・ペレス)を外せることもあって、抜擢につながったのだろう。 一方で、タイガースの前田健太は惜しくもロスター入りを逃した。前田は今季防御率6.09と不振に陥っていたが、ブルペン転向後のリリーフ登板では防御率3.86(先発では7.42)と復調。しかし、30日のシーズン最終戦で89球を投じており、ロスター入りの可能性は低いと考えられていた。タイガースはレギュラーシーズン中のアクティブロスターのメンバーから、先発投手のカイダー・モンテロと前田を外し、投手12人体制で臨むことになる。 そして、昨日のメッツとのレギュラーシーズン最終戦の先発を回避していたクリス・セールは、痛めた背中の状態が芳しくなく、ワイルドカードシリーズのロスターから外れた。ブレーブスは先発投手陣の中で第1戦に先発できる間隔の投手が1人もおらず、AAAからAJ・スミス=ショウバーとブライス・エルダーをロスターに加えている。第1戦はスミス=ショウバーが先発予定だという。