大谷翔平 新たな打撃修正法はクリケットのバット「今日もやろうかと」
「ツインズ-ドジャース」(8日、ミネアポリス) ドジャースの大谷が試合前に取材に応じ、自己最長タイの4戦連続マルチ安打を記録した前日のカブス戦の打撃練習でクリケットのバットを使用したことを明かした。 前日の遠征地シカゴは四回途中に約3時間の降雨中断。それまでカブスの先発、今永の前に空振り三振、三邪飛とノーヒットに抑えられていた大谷は室内ケージで修正をはかった。 「動画を撮って、色々、ここをこうしよう、ああしようっていうのも、もちろん(コーチらと)話してますし、昨日は2回凡退したあとは、(室内ケージで)クリケットのバットで打ったりとか」 球団関係者によると、ドジャースの室内打撃練習場にはクリケットのバットだけでなく、テニスラケットを常備。選手たちが打撃感覚を磨くために各自で使用しているという。 大谷は「クリケットのバットは面になってるので、面で捉えていくというか、どちらかというと、体を振って(バットを)返してるのが早い感じのスイングではあったので、(クリケットのバットを)握った時に良さそうだなっていうか、練習の一環として良さそうだなと思ったので、昨日やりました」と狙いを説明した。 試合再開後の六回の打席で大谷は右中間へ今季初の三塁打を放ち、八回の打席では中越え適時二塁打。チーム唯一の打点を記録した。「2安打したので、今日もやろうかと思います」と、新たな練習法に手ごたえを感じていた。