皐月賞馬ジャスティンミラノが4戦で電撃引退&種牡馬入り 右前浅屈腱炎 友道師「長所を子どもに伝えていってくれれば」
今年の皐月賞馬ジャスティンミラノ(牡3歳、栗東・友道)が現役を引退することが14日、決まった。10月に判明していた右前浅屈腱炎のため。今後は北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬となる予定で、競走馬登録は15日に抹消する。 同馬は新馬戦-共同通信杯を連勝し、迎えたクラシック初戦の皐月賞を圧巻のレコード勝ち。無敗の2冠の期待が寄せられたダービーでは1番人気の支持を集めたが、2着に敗れた。その後は休養を挟み、始動戦を天皇賞・秋に定めて調整を進めていたが、右前浅屈腱炎が判明した。 管理する友道師は「競走成績は4戦3勝と立派なものですし、ダービーもいい競馬をしてくれたと思います。特に皐月賞で、あの位置から長くいい脚を使って差し切ったというのは本当に心肺機能の高い馬だからこそ。精神的にも落ち着いた馬でした。これからだと思っていたので残念ですが、フレッシュなうちに種馬になったので、その長所を子どもたちに伝えていってくれればと思います」と早過ぎる現役引退を惜しみつつ、種牡馬としての今後の活躍に期待した。