「日本人の仕事の仕方」と大違い…世界の一流が「長期休暇」を取っても仕事に支障が出ない4つの理由
■ビル・ゲイツの楽しみながら教養を高める習慣 【自己啓発・教養】仕事とは関係のない本を積極的に読む 世界の一流ビジネスパーソンは、長期休暇を心身のリフレッシュだけでなく、教養を深める機会と考えています。 休暇中も能動的に学ぶ姿勢を保って、さらなる成長を目指しているのです。 脳科学によると、新しい知識や経験に出会うと、脳の神経ネットワークが活性化して、創造性やストレス耐性が高まるといわれています。 彼らは楽しみながら教養を高める習慣を身につけています。 辛い修行と考えるのではなく、楽しみながら学ぶことで、自分を癒してくれるエンターテインメントにしているのです。 ビル・ゲイツは読書家として知られており、離婚したという事情もあるのでしょうが、長期休暇は読書三昧の日々を送っています。 動物学の本など、自分の仕事とはあまり関係のない分野の本を積極的に読んでいるようで、彼が読んだ本の情報が世に出た途端にベストセラーになっています。 有名なのは、米国のエコノミストであるマルク・レビンソンが著した『THE BOX』(邦題・コンテナ物語)のケースです。 この本は2005年に出版され、船のコンテナのサイズを世界統一にしたことで、生産効率が20%もアップした……というイノベーションがテーマですが、ビル・ゲイツが「事業経営やイノベーションの役割についての固定観念に活を入れてくれた」と絶賛したことで、世界的にヒットしています。 世界の一流は、ほぼ例外なく、読書を自己啓発と教養の柱に据えています。 ---------- 越川 慎司(こしかわ・しんじ) 株式会社クロスリバー代表 元マイクロソフト役員。国内および外資系通信会社に勤務し、2005年に米マイクロソフト本社に入社。2017年にクロスリバーを設立し、メンバー全員が週休3日・完全リモートワーク・複業を実践、800社以上の働き方改革の実行支援やオンライン研修を提供。オンライン講座は約6万人が受講し、満足度は98%を超える。著書に『AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣』、『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』(共にディスカヴァー・トゥエンティワン)、近著に『29歳の教科書』(プレジデント社)がある。 ----------
株式会社クロスリバー代表 越川 慎司