「パークタワー渋谷笹塚」予想価格は? 笹塚駅徒歩4分の注目タワマン、その特徴を解説
「パークタワー渋谷笹塚」のメリット・デメリット
ここで、「パークタワー渋谷笹塚」のメリット・デメリットをまとめておきたい。 「パークタワー渋谷笹塚」のメリットは?立地の良さ やはり、何と言っても立地の良さが最大のメリットと言えるだろう。笹塚駅まで徒歩4分という駅近立地に加え、アーケード商店街を通れば傘いらずとなる。京王線利用で「新宿」まで5分という近さ。「渋谷」まで17分など都心の主要ターミナル駅へのアクセスも快適だ。 また、新宿に近いことから新宿区と思われがちな笹塚だが、マンション名にわざわざ渋谷笹塚と記しているように、住所は渋谷区となる。渋谷区アドレスを手に入れることができるのもメリットと言えるだろう。 商業施設の多さ 「パークタワー渋谷笹塚」のには、スーパーが出店予定であるが、ほかにも「成城石井」「クイーンズ伊勢丹」「ライフ」など歩いて行ける範囲に複数のスーパーマーケットがある。 また、駅から続く商店街「京王クラウン街」や徒歩2分の場所にある「笹塚ショッピングモールTWENTY ONE」など、周辺にはショッピング施設が多い。徒歩3分の場所には、昭和レトロを感じさせる「笹塚観音通り商店街」もある。 眺望の良さ 「パークタワー渋谷笹塚」は標高37mの高台にあるため、多くの部屋から開放感あるパノラマビューを楽しむことができる。東向きは新宿の都心、西は富士山、南は横浜方面が見渡せる。都心ではタワーマンションでも眺望の良い物件は少ないため、希少なマンションだと言えるだろう。 災害リスクの低さ 前述したとおり、地震、水害ともに大きな被害を受けるリスクは低いエリアにある。制震構造であることを加味すると、危険度はより低くなるだろう。 「パークタワー渋谷笹塚」のデメリットは?所有権マンションではない 価格面では期待感のある定期借地権マンションだが、地代(土地の賃料)、解体準備金(借地権期間の終了後に建物を解体し、更地に戻す費用)が未定のため、全体の評価は未知数だ。 定期借地権マンションは、借地期間の残りが35年を切ると、購入者が長期ローンを組みにくくなるため、売却がしにくくなるというデメリットがある。また、将来的に自分の所有にならないことで敬遠する人も一定数出てくるだろう。 渋谷区らしい洗練された街ではない 渋谷区というとオシャレで洗練された街を想像するが、笹塚は下町風情が残る生活感のある街だ。古くから残る商業施設が多く、買い物がしやすい半面、洗練された雰囲気とは言えないため、好みが分かれるところだろう。
まとめ
マンションの資産性は、一にも二にも立地と言われる。その点では安心して購入できる物件と言えるだろう。所有権マンションではないということを残念に思う人もいるかもしれないが、価格面でのメリットがどの程度大きいかによって全体の評価は変わってくるだろう。販売開始予定は、2025年3月上旬。価格が示される事前案内会の開催は、2024年11月予定となっている。
ダイヤモンド不動産研究所