フェラーリのスペチアーレ勢揃い! オランダ警察仕様のポルシェ「911」がタルガだった理由は…寄り道したミュージアムは眼福でした【みどり独乙通信】
一度見てみたかった希少なポルシェと遭遇
特別展示会場から常設会場に向かう際に通る中庭からは、木組みの民家も見えて雰囲気がなんともステキ。そこに、私がぜひとも実車を観てみたかった1台を発見しました! それはオランダのアウトバーン警察車両として実働していたポルシェです。 1960年代にアウトバーンが開設したオランダ。ポルシェからオランダ警察に40台の「356」が納車されたのですが、なんとすべてがカブリオレ! 当時のオランダ警察の帽子の高さが高かったこともあり、クーペではそのまま座っても収まらないというのが理由とか。 また、オランダ人はかなり身長の高い方が多く、帽子の高さも相まってカブリオレは苦肉の策だったようです。なので、どんなに雨が降ろうがカブリオレの屋根を空けての出動だったようですよ。警察官の方たちは、雨の日に現場へ向かうまでに顔などがびしょ濡れでさぞかし大変だったでしょうね。ポルシェ356の後継モデルとして、ここに展示されていた「911 3.0 SC タルガ」が1978年に導入されたようです。 昔はオランダのアウトバーンも速度制限はなかったようですが、現在は午前6時から午後7時までは大半のところで100km/h、それ以外の時間では130km/hとなっています。 さて、ミュージアムに入る前に何気なく撮っていたM3ツーリングの写真でしたが、じつは友人らのグループだったことが後になってお互いのSNSでわかりました(笑)。友人はBMW以外の某プレミアムブランドの開発テストドライバーで、M3を購入したことは知っていましたが、まさか広いドイツで同じ場所にいるとは! すごい偶然でした。
池ノ内みどり
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