県内大雨、6市3町に警報 八尾降水量11月最大 城端、高山線が運休、新幹線遅れ
2日の富山県内は前線を伴った低気圧の影響で雨が降り、3時間降水量は富山市八尾46ミリ、南砺市高宮43・5ミリ、砺波市38ミリなど県内8地点で11月の観測史上最大を更新した。1時間降水量は富山市八尾19ミリとなり、11月の観測史上最大となった。 富山地方気象台は富山、高岡、射水、氷見、南砺、小矢部、立山、入善、朝日の6市3町に大雨警報を発令した。降り始めから2日午後5時までの降水量は南砺市高宮95ミリなど6地点で80ミリ以上となった。最大瞬間風速は高岡市伏木19・7メートルだった。 気象台は3日昼前にかけて土砂災害や河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。大雨のため、城端線高岡―城端間の上下線で普通列車10本、観光列車「べるもんた」上下2本が運休し、約380人に影響した。高山線の特急ひだ上下2本が富山―高山間で運休、約170人に影響が出た。 JR西日本は2日、強風のため滋賀県内の湖西線で運転を取りやめ、特急「サンダーバード」が米原経由で迂回運転となり、上下線計24本に最大30分の遅れが出た。北陸新幹線「つるぎ」11本に最大30分の遅れが生じ、約7600人に影響した。