女性と話す機会はあっても距離が縮まらない男性がやりがちな会話とは?
「正しいか? 正しくないか?」で会話をしない
素晴らしいスペックを持っているのに、モテない男がいる。 なぜモテないのか? それは、「正しいか? 正しくないか?」で会話をしているからだ。 ビジネスにおいては、正しいか正しくないかは重要なポイントだ。正しくない選択をしてしまえば、お金が稼げないし顧客にも迷惑をかけてしまう。 組織にも迷惑をかけてしまうだろう。 しかし、その延長線で、プライベートでも「正しい、正しくない」を繰り返し、物事を正確に分析して、相手に伝えることに終始していると、余裕とは縁遠い男となる。 この状態から抜け出す方法がある。 嬉しいことを言葉にできる。楽しいことを言葉にできる。笑えることを言葉にできる――この3つ。 「嬉しいか? 嬉しくないか?」「楽しいか? 楽しくないか?」「おもしろいか? おもしろくないか?」――この軸で考え、話し、会話のキャッチボールをする。 それだけで、男の余裕は大きくふくらむ。 「最近チョコレートを食べるの1か月我慢したら、体重が2キロ減ったんだよ。嬉しいなぁ!」 「今、船舶免許取得の講習会に行ってるんだよ。操船の練習会が楽しくて楽しくて、すっごく興奮した」 「この前、酔っ払って終電に乗ったら、家と逆方向の30キロも離れたところで目が覚めたよ。バカだよね~(笑)」 たったこれだけのことである。 こんな簡単な会話ができないのだ。感情をさらけ出すのが、恥ずかしいのか、プライドが許さないのか、理由はわからない。 しかし、これができないのは、対人関係力の欠如状態と言っても過言ではない。共感しあえない人とは、話していてもおもしろくない。 すかしたクールなトーク。一時的に、かっこいいと思われる年代もある。しかし、それは円熟していない少年がやることだ。 「やばい、ちょっと楽しいかも!」「ここだけの話だけど……(笑)」そんな語りかけができるだろうか? もしできない人は、できるだけできるように心がけてみよう。 潮凪洋介(作家) 著書74冊・累計173万部。「サードプレイス啓蒙」「恋愛文化の発展」をテーマに出版。著書『もう「いい人」になるのはやめなさい!』(KADOKAWA)は、シリーズ累計21万部突破のベストセラーに。「心の壁を壊し、生きることを楽しもう」をステートメントに掲げ活動している。 協力:あさ出版 あさ出版 Book Bang編集部 新潮社
新潮社