「過密日程」から選手をどう守るべきか。クロップやペップが求める「5人交代制」を導入しても根本的な解決には…【現地発】
窮状を訴えたクロップ監督「リーグを続けるのは困難」
すでに復帰しているものの、シティ戦ではアレクサンダー=アーノルドがふくらはぎを損傷。過密日程に伴う疲労の蓄積が一因だろう。(C)Getty Images
コロナ禍の影響でタイトな日程が続いている。だが、スケジュールの過密傾向はいまに始まった問題ではない。クラブの利益を確保しつつ、危険に晒される選手たちをどう守るべきか。求められるのは、長期的な解決法だ。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2020年12月17日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― 読者の皆さんは『恋はデジャ・ブ』(原題『Groundhog Day』※1993年公開)という映画をご覧になったことがあるだろうか。アメリカの片田舎に取材へ行った天気予報士が、超常現象によって同じ毎日の無限ループに閉じ込められてしまう話だ。 今シーズンの奇妙なプレミアリーグを見ていると、ついこの物語を思い出してしまう。毎回、観客席が空っぽのスタジアムで試合が行なわれ、約束されたようにVARが物議を醸し、筋肉
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