のはしたろうが11度目の地元凱旋で鈴木みのると初シングル!ストロングスタイルの権化に「23年間のすべてぶつけます」
みちのくプロレスの元祖日本最小レスラー、のはしたろうが11月4日、11度目となる地元・神戸凱旋を果たす。会場は神戸サンボ―ホール。“ストロングスタイルの権化”と称する鈴木みのると正真正銘初めての一騎打ちをおこなう。 【写真】失神アクシデントを受けての天龍プロジェクト9・28大阪で復帰した鈴木みのる
42歳、プロレス生活23年目。もはやベテランといって過言ではないキャリアになったのはしが、11度目の地元凱旋で選んだのはプロレスラーとして原点、ストロングスタイルとの遭遇だった。 少年時代あこがれた新日本プロレス、強くなりたくてプロレスの道を選んだ。159cmという小柄だったが、そんなマイナス部分をも武器にしてプロレスラーになり、いつしか地味ながらみちのくプロレスの屋台骨を支える存在にまでなった。 そんなのはしが年に1回、地元で自分の夢をかなえる神戸凱旋興行。2024年の今年、のはしが選んだのは“世界一性格の悪い男”と呼ばれ、56歳になったいまなお日本はおろか世界をまたにかけ、強き闘いを見せている鈴木みのるだった。 のはし「11回目の地元神戸凱旋、鈴木みのるさんしか考えてなかったです。ずっと頭に会ったんですけど、(当時の鈴木の主戦場)新日本プロレスさんのスケジュールなどもありオファーできずにきましたけど、2月に区切りをつけられて、いろんな団体に出るようになられた。今しかないなと。オファーしたら快諾していただきました」 「5、6年前だったと思います」。のはしも参戦した兵庫県で開催されたとある大会の試合前のリング上。“鈴木みのる教室”さながらに鈴木を中心にスパーリングがおこなわれていた。当然、のはしも飛び込んでいったが、「グチャグチャにされました。鈴木みのる、強えーなぁって。いったらストロングスタイルの象徴、権化、そのものというか」。「怖さ」すら感じる体験だったが、あの日の野橋少年があこがれた闘いでもあった。 のはし「あの頃を知るレスラーが引退されてる方も多いなか、(鈴木はそれを味わえる)数少ない選手じゃないですか。たぶん鈴木さんは自分のことなんて、正直ナメてるレベルだと思うんですよ。だけど、僕も伊達に22年間プロレスラーやってないので。積み上げてきたもの、これから守らなきゃいけないもの、やっていかなきゃいけないこと、全部凝縮して鈴木みのるにぶつけます。プロレスラーの神髄、強さ、向かっていく姿、地元神戸で普段から応援していただいてる方がたくさん来ますので。その人たちに失礼ない姿を、神戸で生まれ育ったプロレスラー、のはしたろうがどんな選手なのかを見届けていただきたいなと」 8月、みちのくプロレスは新崎人生社長がトップに立つ新体制に。のはしも執行役員に名を連ねた。今回はイチレスラーとしての思いを優先させたが、闘った戦った先には「“今後”が生まれるかもしれないじゃないですか。組むのもあり、また闘うこともあるかもしれない。可能性は広がると思います、広げたいですね。鈴木みのるさんがみちのくに来たらおもしろいじゃないですか」。 そんな青写真を描くのはしだが、そのためにも11月4日、プロレスラーのはしたろうのすべてを鈴木みのるにぶつけ、ファンに積み上げてきた22年間と未来への覚悟を示す必要がある。のはしたろう運命の大一番、鈴木みのる戦は11月4日ゴングが鳴る。 「株式会社ワールド・ワンpresents みちのくプロレス神戸大会のはしたろう凱旋SP」 ★11月4日(月・祝)兵庫・神戸サンボーホール(13:00) (5)鈴木みのるvsのはしたろう (4)ザ・グレート・サスケ&ウルティモ・ドラゴン&スペル・デルフィンvsバラモン・シュウ&GAINA&郡司歩withバラモン・ケイ (3)新崎人生&スペル・シーサーvs日向寺塁&ラッセ (2)山谷林檎vs吉田憂次 (1)エル・パンテーラJr&ヤッペーマン1号&2号&晴斗希vsディック東郷&ken45°&卍丸&大瀬良泰貴 【チケット情報】 当日券は大会当日午前11時30分より発売開始
週刊プロレス編集部