試合を振り返り、今後についても語った栗秋

　これまでもタイトル戦線に絡むチャンスはありながらなかなかそうはならなかった栗秋について山口代表は「祥梧が2連勝するのはなかなか珍しい。1回いい勝ち方をすると、その後怠けて、練習しないでだらしない試合をして負けることが多かった。“スタミナ切れであきらめたね”みたいな。今回は練習をちょっと頑張った。週3回くらいはジムに来た。練習しすぎて全身筋肉痛になって休んじゃったりはするんですが、そういう意味では練習の大切さはちょっと分かってきたなと。こういう選手は試合の間隔を空けちゃうとさぼっちゃうので、1カ月に1回、試合を組んでさぼらないようにしようかと思う」と来年以降の展望を口にした。 　KNOCK OUTでは福島県田村市常葉町に宿泊施設も完備したトレーニング施設「KNOCK OUT TRAINING CAMP常葉」を開設したのだが山口代表は「本人は嫌がると思うけど、強制的に3カ月くらい行かせて、試合の時だけ東京に来るという生活を送らせたい（笑）」とさらなる試練を課す意向を示したが、これに栗秋は「多分、鬱になりますね。勘弁してほしいです（笑）」とぽつり。 　 　また今後について栗秋は「次はUNLIMITEDをやりたいと決めている。UNLIMITEDを盛り上げていきたいというか、このルールが好きなので。今回のようなド突き合いをしたい」とUNLIMITEDでの試合を希望。 　これを受け山口代表は「12月はUNLIMITEDの試合になると思う。チュームーシーフー選手もUNLIMITEDをやるという意思を見せている。もしかしたらキックで決着がついた後はUNLIMITEDでという形でライバル関係になっていくのかなと思う。まずベルトを獲ったからには防衛もしないといけない。祥梧には二刀流という形でやってもらおうと思っている」と語った。