ディズニーシー新エリアで入場制限!? “量から質”で売上高アップを狙う【WBS】
ディズニーも価格変動制 さらに二極化が進む?
来園者を増やすことよりも客の満足度を高めることに舵を切ったことで、東京ディズニーリゾートのチケット料金は2019年の7500円から足元1万900円までここ数年値上げが続いています。 ただ単純な値上げばかりではありません。2021年からはいわゆるダイナミックプライシング、変動価格制も導入されました。土日や夏休みなどはチケットを高く、人が来づらい平日などは安くするという仕組みによって、来場者を分散させる試みです。これも客の満足度を高めるという狙いがあります。 「大和証券」アナリストの関根哲さんはこうした取り組みの影響で、今後チケット価格の二極化はさらに進むと指摘しています。 「もう少し価格差をつけた方がより安い価格の日程の割安感が際立ってくる。価格の幅を広げていくことも選択肢だと思う。2万円台とその1万円弱を目指すのではないか」(関根さん) 関根さんによれば、東京ディズニーリゾートは国内の客が9割近くを占め、リピーターや学生など将来のファンの獲得のために下限の価格はなかなか上げにくいといいます。一方で、お金をかけてでも遊び尽くしたい客や富裕層向けにはさらに上限価格は値上げされる可能性があり、 概ね下限価格1万円、上限2万円台ぐらいを目指していくのではないか、とのことでした。 ※ワールドビジネスサテライト