東洋大が20年連続シード獲得 帝京は9区で逆転、立教は63年ぶりの快挙ならず 11位順天堂は7秒届かず【箱根駅伝・復路】
■第101回東京箱根間往復大学駅伝競走・復路(3日 神奈川・芦ノ湖~ 東京・大手町 5区間、109.6キロ) 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走は青山学院大が2年連続8度目の総合優勝、そして、来年のシード権は、東京国際が8位、東洋大は9位で20年連続でシード権獲獲得、9区で11位から巻き返した帝京が10位。13位の立教大は63年ぶりの獲得とはいかなかった。 復路では10位以内のシード権争いも激戦、6区(20.8㎞)10位日本体育大と11位東京国際大の差は31秒、12位中央学院大とは34秒、13位順天堂大とは37秒差と4チームが1つの枠を争う展開。3チームが並んで10位日体大を追っていった。 5㎞付近で13位スタートだった順天堂大は林龍正(2年)がリズムのよい走りで一気に順位をあげて、10位日体大をとらえると、東京国際、中央学院も日体大を抜いていった。 8位、63年ぶりにシード権を狙う立教大は原田颯大(2年)が5㎞付近で9位東洋大の西村真周(3年)につかまり順位を1つ落としたが、この日20の誕生日を迎えた立教の原田は9㎞付近で東洋を抜き返した。 大混戦のシード権争い、7区へのタスキリレーは8位立教、9位東洋、そしてシード権内の10位は東京国際、11位は1秒差で順天堂大、12位は7秒差で帝京、13位は9秒差で中央学院、14位は21秒差で日体大とシード権内の10位を争い4チームが21秒差と激戦になった。 7区(21.3㎞)、8㎞付近でシード権争いは5チーム、東京国際、順天堂、東洋、立教、帝京の戦いとなった。当日メンバー変更で入った東京国際の冨永昌輝(4年)、順天堂の吉岡大翔(2年)が区間新記録ペースの走りで東洋・立教に追いついた。11㎞付近で東京国際と順天堂が抜け出し、10位争いは立教と東洋の争いとなり、16秒差で帝京となった。 14.4㎞付近で帝京・福田翔(4年)がついに東洋・立教をとらえて後ろについた。そして、帝京・福田は前に出て、この時点で10位帝京、11位東洋、12位立教となった。さらに日体大も東洋・立教に追いつき大混戦。4チーム中1チームがシード権を得る戦いとなった。17㎞付近で立教がついていけず、東洋・日体大・帝京の争い。10位には14位から順位を上げた日体大、11位には9秒差で帝京、12位は14秒差で東洋、13位には49秒差で立教となった。