「根尾さん変われる気がします」 中日・根尾昂の背番号変更、ファン期待の声 井上新監督は「99」に変更し1999年にレギュラー定着→リーグVの成功例
中日の根尾昂投手が、プロ入り以来6年間背負ってきた背番号7を変更することが分かった。現役時代に投手から野手に転向した井上一樹新監督は、背番号99に変更した後、99年にレギュラー定着し、優勝に貢献したという成功例がある。 ◆根尾、喜びの大ジャンプ【写真】 井上監督は鹿児島商高から90年に投手として入団。当初は背番号38をつけたが、投手としては大成せず93年途中に野手に転向。96年に背番号を99に変更すると、98年には1軍に定着。翌99年にはピンクのリストバンドをトレードマークに、開幕から21試合連続安打を放ち、チームも開幕11連勝の勢いのままリーグ優勝。自身は打率2割9分6厘で初の規定打席に到達した。その後、落合博満監督が就任した04年には背番号9に変更したが、黄金時代の貴重な戦力として活躍を続けた。 22年途中に野手から投手に転向した根尾は逆コースになるが、井上監督は「投手1本で頑張っていくのなら、ピッチャーらしい番号に変えてあげた方がいいかな」と変更の理由を語った。X(旧ツイッター)でも「気分一新で変更するのも大事」「なにか区切りがついて、根尾さん変われる気がします」「7番が似合っていただけにもったいない気もしますが、新たな背番号で来季飛躍してくれることを祈ってます」など、期待の声が高まっている。
中日スポーツ