楽天モバイルが関東の5Gエリアを拡大。通信品質向上の現在地
楽天モバイルは11月27日、関東地方における5G(Sub6)エリアの拡大を完了した。より多くの場所で、高速な5G通信を利用できるようになった。 【全画像をみる】楽天モバイルが関東の5Gエリアを拡大。通信品質向上の現在地 当初は2024年内を目処に進めていた拡大計画を、約1カ月前倒しで完了。また、エリアは2024年1月比で最大2.1倍の拡大となり、予定していた最大1.6倍を上回った。 同社は今後も通信品質のさらなる向上に取り組んでいく。
ユーザーが使う「ギガ」は増加傾向に
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに次ぐ「第4のキャリア」として携帯事業に参入した楽天モバイル。個人・法人含む全契約回線数は11月10日時点で812万回線となり、2020年4月のサービス開始以来、数字を伸ばしている。 1カ月で使ったデータ容量に合わせて料金が変わる「Rakuten最強プラン」は、20GBを超過すると月額3278円(税込)でデータが使い放題になる。 楽天モバイルのユーザーが1カ月で利用するデータ容量は、平均31.1GB(2024年10月時点)。動画のストリーミング再生に加え、SNSアプリ内でも動画の投稿が増えていることから、ユーザーのデータ利用量は増加傾向にあるという。 楽天モバイルの竹下紘常務執行役員は、「ユーザーひとりあたりのトラフィック(データ利用)は、特に2023~24年で伸びている。同じような勢いが今後2年くらいは続く」と予測する。
松本和大