本領発揮アルカラス 2連覇へ前進、快勝でアルゼンチンOP4強へ<男子テニス>
IEB+アルゼンチン・オープン
男子テニスのIEB+アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー、ATP250)はシングルス準々決勝が行われ、大会2連覇を狙う第1シードのC・アルカラス(スペイン)が予選から出場した世界ランク152位のA・ババソリ(イタリア)を7-6 (7-1),6-1のストレートで破り、ベスト4進出を果たした。 【カルロス・アルカラス 選手詳細情報】 1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では準々決勝でA・ズベレフ(ドイツ)に敗れたアルカラスは同大会以来となるツアーに参戦。昨年のIEB+アルゼンチン・オープンでは決勝でC・ノリー(イギリス)を下し優勝を飾っており、2連覇と「250ポイント」を守る戦いとなるなか、初戦の2回戦で世界ランク134位のC・ウゴ カルベリ(アルゼンチン)をストレートで下し8強入りした。 この試合の第1セット、アルカラスはファーストサービスが入る確率で84パーセントと高水準を記録。ババソリに1度もブレークを許さずにいると、タイブレークでは1ポイントしか与えず先行する。 第2セット、主導権を握ったアルカラスはファーストサービスが入ったときに72パーセントの確率でポイントを獲得。ブレークチャンスをババソリに与えることなくサービスゲームをキープし続けると、リターンゲームでは2度のブレークに成功。1時間40分で4強入りした。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアルカラスのコメントが掲載されている。 「第1セット、彼(ババソリ)はとても高いレベルのプレーをしていたと思う。彼のサーブをリターンするのは本当に難しかったし、風もあって難しいコンディションだった。タフだったよ。でも、第2セットはいいプレーができたと思う。彼のサーブのレベルも少し下がったと思うし、僕はリターンを何本か入れて、チャンスをものにできた」 2連覇に向け調子を上げてきたアルカラスは準決勝で第3シードのN・ジャリー(チリ)か第6シードのT・M・エチェベリー(アルゼンチン)のどちらかと対戦する。 同日には世界ランク87位のF・アコスタ(アルゼンチン)、同106位のF・コリア(アルゼンチン)が4強へ駒を進めた。