トランプ氏優位からハリス氏互角の予測市場──トランプ関連トークン急落
ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領は、民主党を大きくリードして大統領選をスタートさせた。しかし、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領ではなくカマラ・ハリス(Kamala Harris)氏が民主党の指名する候補者となった今、そのリードはもはや存在しない。 直近1ヵ月で、トランプ氏がホワイトハウスの座を奪還する確率は予測市場ポリマーケット(Polymarket)において13ポイント低下したのに対し、ハリス氏は34ポイントも上昇した。まずはバイデン氏の選挙戦終盤における後任候補として、次にトランプ氏の政治的ライバルとして、である。 トランプ氏は、バイデン氏と行った初回の討論会後に最高で72%となったところから低下している。民主党員にとって壊滅的となったこの討論会は後にバイデン氏が「しくじった」と述べている。 この予測市場におけるハリス氏の躍進は、世論調査の結果と足並みが揃っている。CBSニュースが現地時間7月30日から8月2日にかけて実施した世論調査では、ハリス氏がトランプ氏を1%ポイントリードしていたが、これは世論調査の誤差2.1%ポイントを考慮すると引き分けと考えられる。同時期に、世論調査の集計を行う538はこの選挙戦を統計的に五分五分とし、それ以来、ハリス氏は世論調査において僅かながら優位に立っている。 そうした中で、トランプ氏をテーマとしたPoliFi(政治と金融の合成語)トークンの価格も先月、世論調査や予測市場に比べて更に大きな下落を見せている。 CoinGeckoのデータによると、トランプ氏関連トークンとして最初に世に出たMAGAは、直近1ヶ月で約38%値下がりし、ソラナ(Solana)をベースとしたTrempは40%下落している。 |翻訳・編集:T.Minamoto|画像:Shutterstock|原文:Kamala Harris, Donald Trump Tied on Polymarket on Who Will Be The Next U.S. President
CoinDesk Japan 編集部