名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、延長の末に白星 好調・群馬の連勝を『7』で止める【バスケ・Bリーグ】
◇5日 りそなB1リーグ第16節 名古屋D86―78群馬(ドルフィンズアリーナ) 中地区5位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)は東地区2位で7連勝中だった群馬クレインサンダーズをオーバータイム(延長戦)の末、86―78で下した。この結果、名古屋Dは今季の成績を15勝13敗とした。 立ち上がりはミスもあってリードを許したが、主将の中東泰斗の2本を含む4本の3点シュートを成功させるなどして、第1クオーター(Q)を18―17で終えた。第2Qはドルフィンズらしく齋藤拓実を起点に2、3人が絡んでいく素早い攻撃を披露。ゴール下のペイントエリアでの攻撃は相手に分があったが、一進一退の攻防を展開。38―38で前半を終えた。 ドルフィンズは4日の群馬との第1戦でテンポが落ちた後半の戦い方に課題が見えたが、この日は違った。第3Qは開始から素早いパスワークで揺さぶり、アイザイア・マーフィーの3点シュートやザイラン・チータムのジャンプショットなどで加点。守っても粘り強いマークで相手に時間内にシュートを打たせずミスも誘っていった。そして、中東のスティールからのレイアップシュートや今村佳太の3点シュートで59―49とリードして最終第4Qを迎えた。 第4Qはスコット・エサトンのシュートで先手を奪ったが、61―54まで詰め寄られた。流れを変えようとタイムアウトをとってからは再び今村の3点シュート、速攻からスコット・エサトンが連続でシュートを決めて68―59まで突き放した。しかし、残り1分39秒で群馬の細川一輝が3点シュートを決められて68―68の同点に追い付かれた。ホームのブースターがあげる「ゴー、ドルフィンズ」の声援を背に、齋藤がレイアップシュートを決めてリードしたが、残り2秒で群馬の藤井祐眞に3点シュートを決められて74―74とされた。 5分間のオーバータイムでは今村のシュートで先手を奪い、その後は点の取り合いとなったが、最後はザイラン・チータムが豪快なシュートや大事な場面でリバウンドを制するなど活躍。大接戦をものにした。好調の群馬の連勝を止めたドルフィンズ。次節は11日、敵地で中地区2位のA東京と対戦する。
中日スポーツ