【京都みやげ】名代豆餅で有名な老舗『出町ふたば』の“お豆三兄弟”を食べ比べてみた/和菓子に恋して
●和菓子特集!やっぱり外せない京都みやげの定番『出町ふたば』の豆餅と通な人が選ぶというお豆三兄弟を食べ比べしてみた。
京都で和菓子の手土産の定番は? と言えば、真っ先に名前が挙がるのが『出町ふたば』の「豆餅」です。もはや和菓子という枠を超えて、京都の定番手土産として、お馴染みすぎるほど、圧倒的な知名度を誇ります。 通な人が絶対買う「福豆大福」の芋あんをチェック! そんな『出町ふたば』には、通な人が知る商品があるという情報をゲットしたので実際に買って食べてみました。
行列が絶えない京都出町柳の名物店『出町ふたば』
京阪電車の出町柳の駅を下りて西へ数分歩くと、見えてくるのが『出町ふたば』です。平日のお昼すぎにお邪魔したのですが、商店街入り口の店舗はすでに三重四重の行列となっていました。 国内外の旅行者や地元の人などでかなり長い行列ができるのですが、お店の方のキビキビとした動きもあって並び始めて20分ほど、思ったより早めに順番が回ってきました。
誰もが知る『出町ふたば』で知る人ぞ知る「お豆三兄弟」とは?
まずは何といっても「豆餅」を購入しましょう。人によっては豆大福とも呼ばれていますが、正式名称としては「名代豆餅(なだいまめもち)」です。若干ややこしいですが、間違えないようにしましょう。 出町ふたばといえば豆餅が代名詞的存在で、お店を訪れるほぼ100%の人が購入していると思います。しかしお店は豆餅専門店というわけでもなく、和菓子やお赤飯など、ほかにも色んな商品が売られています。 そんな中、通な人がおすすめするのが「お豆三兄弟」と呼ばれているトリオ。出町ふたばでは先ほどの豆餅のほかに、黒豆大福と福豆大福という2種類の豆大福を加えたラインナップが密かに「お豆三兄弟」と呼ばれたりしています。
「お豆三兄弟」をそれぞれ実食してみたら
京都に所縁のある人なら誰しも一度は食べたことのあるこちらの豆餅。改めて見ると豆の存在感がすごい。皮に練り込まれた豆は「赤えんどう豆」のという、小豆とは別の大きめの豆を使っています。 大粒の赤えんどう豆はガッシリと力強く、豆の中はホクホクとした食感。そこにモチッとした大福の皮とほのかに塩味のする上品なあんこが組み合わさってバランスは抜群です。 かなり大ぶりではありますが、気が付くと2個くらいペロっと食べてしまいます。あんこは外側の豆の印象も強いので、粒あんと思われがちですが実はこしあんとなっています。