【富士山女子駅伝】名城大・谷本七星が苦悩を告白 後輩たちには「しっかりと苦しんで」とエール
全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝=30日、富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場、7区間43・4キロ)で8位に終わった名城大の主将・谷本七星(4年)が紆余曲折の4年間を振り返った。 【写真】たすきをつなぐ名城大 絶対女王のリーダーを任された谷本だったが、全日本大学女子駅伝で立命館大に敗れて8連覇を逃した。リベンジを誓った今大会も1区から出遅れると、5区の谷本が粘り強い走りを見せたが、8位で終戦。7連覇とはならず、またしても立命館大に頂点の座を譲った。 レース後の谷本は「4年間を通して、本当にうまくいかないことばかりで、でも全力で毎日やってきて、最後まで全力を尽くして後悔なく走り切った」と明かした上で「最初からケガ人が多かったり、その上級生をちょっと引っ張ることができなくて、結構1人で引っ張るっていうことが多かった」と苦悩を語った。 それでも「ここまでしっかり自分で考えながら頑張ってきて、主将に向いていなくて、みんなには迷惑ばかりかけてしまったけど、自分の中ではやりきったと思っているので後悔はない」と前を向き、後輩たちには「自分は本人のやる意思を尊重して、押し付けないで、走りたい気持ちを持ってやってもらいたかったので、そんなに強く言えることも、言うこともなかった。後輩たちはここからこの負けたこととちゃんと向き合って、私はいなくなるけど、しっかりと苦しんで、笑っていってもらえたら」と愛のムチを送った。
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