カーナビでお世話になってます…日本版GPS「みちびき6号機」を搭載、H3ロケット5号機は来年2月1日打ち上げ 種子島宇宙センター
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、新型基幹ロケット「H3」の5号機を来年2月1日に鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。カーナビや携帯電話の位置情報サービスに利用される内閣府の測位衛星「みちびき6号機」を搭載する。打ち上げ予定時間は午後5時半~7時半。予備期間は3月31日まで。 〈2021年10月〉日本版GPS「みちびき」後継機成功 「新ビジネス創出に貢献」 位置情報を安定提供、経済、防災分野で活用
内閣府は2018年から4機体制でみちびきを運用している。今回の6号機に続いて、来年度は5号機と7号機の打ち上げを計画。7機体制になると、米国の衛星データなども活用している現在の位置情報サービスを「みちびき」だけで提供できる。位置情報の誤差は数センチという。 H3の5号機は、1~4号機と同様に固体ロケットブースター2機を使用し打ち上げる。ブースターは、地上燃焼試験中に爆発事故が2回連続で起きたイプシロンSのエンジンと一部共通の部品が使われているが、JAXAは影響はないと判断した。H3は現在、3機連続で打ち上げに成功している。
南日本新聞 | 鹿児島