（資料写真）沖縄大学で市民や学生を前に講演する打越正行さん＝２０１９年、那覇市

　沖縄のヤンキーの若者たちと行動を共にする「参与観察」を行い、著書「ヤンキーと地元」にまとめた社会学者の打越正行さんが9日午後4時5分、急性骨髄性白血病のため死去した。45歳。広島県出身。告別式は15日正午から川崎市宮前区菅生4の17の2、宮前シティホールで。喪主は妻申京姫（シン・キョンヒ）さん。 【写真】ヤンキーの「パシリ」になった当時を振り返る、社会学者の打越正行さん 　専門は沖縄、参与観察。首都大学東京（現東京都立大）で博士号を取得し、2020年から和光大で専任講師を務めた。 　話題となった著書「ヤンキーと地元」は20年、第6回沖縄書店大賞を受賞。琉球大学の上間陽子教授らとの共著に「地元を生きる」、その他共著に「〈生活-文脈〉理解のすすめ」などがある。本紙連載「うちなぁ見聞録」を19年7月～20年6月に執筆した。