ハンガリーの巨匠タル・ベーラが語る旧作『ヴェルクマイスター・ハーモニー』の再上映と福島
【作品情報】
監督・脚本:タル・ベーラ 原作・脚本:クラスナホルカイ・ラースロー 音楽:ヴィーグ・ミハーイ 編集・共同監督:フラニツキー・アーグネシュ 撮影監督:メドヴィジ・ガーボル 出演:ラルス・ルドルフ、ペーター・フィッツ、ハンナ・シグラ、デルジ・ヤーノシュ 製作年:2000 年 製作国:ハンガリー=ドイツ=フランス 上映時間:146 分 配給:ビターズ・エンド シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開中!
【Profile】
タル・ベーラ TARR Béla 1955年ハンガリー、ペーチ生まれ。1977年に『ファミリー・ネスト』で監督デビュー。ハンガリー批評家賞の新人監督賞、マンハイム国際映画祭でグランプリを獲得した。94年、約4年の歳月を費やし7時間18分に及ぶ大作『サタンタンゴ』を発表。続く『ヴェルクマイスター・ハーモニー』(2000)がベルリン国際映画祭で Reader Jury of the“Berliner Zeitung”賞を受賞。01年にはニューヨーク近代美術館で大規模な特集上映が開催され、ジム・ジャームッシュ、ガス・ヴァン・サントらの絶賛を受ける。07年、ジョルジュ・シムノン原作の『倫敦から来た男』がカンヌ国際映画祭コンペティション部門でプレミア上映。11年、『ニーチェの馬』を最後に引退。同作はベルリン国際映画祭で銀熊賞など二冠に輝く。 松本 卓也(ニッポンドットコム)MATSUMOTO Takuya ニッポンドットコム多言語部チーフエディター/編集部スタッフライター。映画とフランス語を担当。1995年から2010年までフランスで過ごす。翻訳会社勤務を経て、在仏日本人向けフリーペーパー「フランス雑波(ざっぱ)」の副編集長、次いで「ボンズ~ル」の編集長を務める。2011年7月よりニッポンドットコム職員に。2022年11月より現職。