体の土台である足のコンディションは姿勢や全身の筋肉の使われ方にも当然、影響します。足もとが整えば、疲れにくくなったり、腰痛、肩こりが改善したり、むくみにくくなったり…健康、美容両面からみてもうれしい効果ばかり。そこで、“自然と足が整う”シューズがあると聞き、エディター・長谷が試してみることに。それが、スイス発のシューズブランド『MBT』。今回は、人気モデルの「M-3000 LACE UP」を試しばきして、はき心地や期待できる効果を、身をもってレポートします！ 【写真】今欲しいスニーカー6選

歩くだけで姿勢を改善しながら鍛えられる『MBT』とは？

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今回試したのは、“世界最小のスポーツジム”と称される機能性シューズブランド『MBT』（＝Masai Barefoot Technology：マサイ族の裸足の技術）。 美しい姿勢、高い運動能力で知られ、腰痛や肩こり、寝たきりとは無縁といわれているマサイ族の歩き方から着想を得て誕生したシューズブランドで、現在、世界中で愛用されています。 最大の特徴は、独⾃のカーブをした5層構造の「MBTソール」。世界特許を取得した「 MBT®センサーテクノロジー™」を組み合わせ、コンクリートの硬い地⾯を歩きながら、まるで軟らかで凹凸のある⼤地の上を裸⾜で歩くような「⾃然な不安定さ」を再現するのです。 これにより、筋⾁や関節に無理のかからない「⾃然な歩⾏スタイル」へ導かれ、体の歪みリセット、足裏の負担軽減、日常では使われにくい筋肉の活性化といったさまざまな効果が期待できるそうです。 定番のスニーカーやサンダルなどに加え、レザーシューズ、ランニングシューズ、サンダル、リカバリーシューズなどシーズンごとに約250 種類のデザインを展開していて、まさに日常の中で無理なく足を整えるのに最適なシューズ。 「M-3000 LACE UP」（エム 3000 レースアップ）ブラックブラック ￥33000／MBT

『MBT』初体験の履き心地は？

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初めての『MBT』。まずは靴ひもを緩めた状態で「M-3000 LACE UP」に足を入れ、立ち上がるとびっくり！　前後にふわふわと揺れ、これまでのランニングシューズとはまったく違う不安定さが。 重心が安定する場所を探っていくと、自然と背筋が伸び、肩の力が抜けます。『MBT』は、足先にゆとりを持たせてはくことがポイントとのことで、かかとをしっかりと密着させ、足の甲がフィットするように靴ひもを締め上げていきます。 靴ひもを結んだら、背筋をまっすぐ伸ばして立ち、顔を正面に向け、ゆったりと呼吸をする。足もとが安定すると、自然と姿勢が整う不思議な感覚で、立っているだけで適度に下半身の筋肉が使われていることを感じられます。 現代人の多くは、靴をはくことで、足を不自然に固定し、平らで硬い地面を歩いていて、姿勢は前屈みで歩幅が大きい。その結果、体を支える筋肉が弱くなり、衝撃吸収機能が低下しているんだとか。 『MBT』の場合は、独自のカーブを持つ「MBTソール」のおかげで、重心をかかとにのせ、中足部（足裏の真ん中あたり）を起点に転がすように小さめの歩幅で歩くと、力むことなくきれいな姿勢を維持したまま、重心移動だけでスムーズに進むことができました。