インターステラ、8億円を調達--シリーズE総額は39億円、累計で227億円を調達

インターステラテクノロジズ（北海道大樹町）は10月24日、ちばぎんキャピタル（ひまわりG5号投資事業有限責任組合）などを引受先とした第三者割当増資で約8億円を調達したことを発表した。 　シリーズEラウンドでの調達額は約39億円。補助金などを含めた累計調達額は約227億円になった。シリーズEラウンドでの主な引受先は以下の通り。 SBIグループ NTTドコモ ちばぎんキャピタル（ひまわりG5号投資事業有限責任組合） 西武信用金庫 西武しんきんキャピタル NES投資事業有限責任組合 北洋銀行／北海道二十一世紀総合研究所（北洋SDGs推進2号投資事業有限責任組合） 情報通信研究機構（NICT） 　インターステラのロケット事業は9月に文部科学省の「中小企業イノベーション創出推進事業」（SBIRフェーズ3）のでステージゲート審査を通過し、新たに最大46.3億円の交付が決まっている。 　人工衛星事業は、ロケット会社が有することで強みが最大化できる分野に特化しており、米Space Exploration Technologies（SpaceX）の「Starlink」を筆頭とした衛星通信事業への参入を目指していると説明する。 　同社が掲げる「衛星通信3.0」はスマートフォンなどの地上端末と直接つながり、地上通信網と同等の高速かつ大容量が可能な次世代通信と解説。2023年9月から情報通信研究機構（NICT）との共同研究を開始、2024年6月には総務省の研究開発事業を受託している。