理想的なトップは十人十色⁉︎ トップの作り方を家練でマスター【人気ゴルフYouTuber原田修平プロの短期集中連載⑦】
休みで家にいることが多いこの時期、簡単で効果が上がる家でできる練習はいかがだろう。今回紹介する練習は北海道が拠点の原田修平が考え、目的が明確で効果が高い! 体がなまってきたなと思う人は、ぜひ試してみてはどうだろう。
会社HARADAGOLF代表取締役:原田修平
指導歴25年以上、アマチュア専門のレッスンプロとして活動し、17万人以上の登録者を誇る人気YouTuber。その持ち味は163cmと言う小柄な体格でも飛距離を伸ばせる抜群の技術力や、ポイントをおさえたわかりやすいレッスンが人気。またLDJ(ロングドライバーズ オブ ジャパン)日本大会出場経験もある。
【POINT①】トップの位置はそれほど深くないと知っておこう
まず最初に、自分の肩の可動域をチェックします。胸を、真正面に向けて体を動かさずに、腕だけでバックスウィングをしていきます。もうこれ以上行かないというところがその人の肩の可動域になります。この位置で左肩が浮かない範囲で体を捻転していくと、そこがあなたの基本のトップのポジションです。つまりトップというのはそれほど深くならないということですね。まずこれを覚えておいてください。欲張って、もっと上げようとすると、脇が空いたり、手で持ち上げたり、左肩が下がったりしてそれがオーバースウィングにつながるので、トップはまあまあコンパクトで良いと納得することが、ミスを防ぐことになるということですね。
肩の可動域以上にトップを深くしたい場合は、右足をほんの少し後ろに引いてやります。こうすると上半身は締まったまま、下半身が開放されるため、オーバースウィングにはならない範囲でトップの位置が深くなります。
【POINT②】道具の重さでトップは自然に深くなる
ドリルとしては連続素振りがお勧めです。ポイントは下半身は遊びを作って緩めておき、上半身は締めて遊ばせないこと。まず最初は左腕を真っすぐ伸ばして、左肩の可動域の限界のコンパクトトップでスウィングをし始めます。2回、3回と連続して振るうちに、上体をしっかり絞めていても道具の重みが加わり惰力でもって勝手にトップの位置が深くなっていきます。実際に打つ時は、そこが適正なトップ位置になります。オフは連続素振りを充分にやって。自分の肩の可動域と適正トップを把握しておくということですね。意外とコンパクトでも飛びますよ。 これで仕事初めの頃には、難しいと言われている「タメ」が身に付いている、はずです。 「ハラダゴルフ」は明日が最終回 ! 自分に合ったスウィングやドリルを見つけてみてくださいね。 文/古屋雅章 撮影/小林司 協力/ゴルフスタジオPGST
みんゴル取材班
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