ススキノの放火ビル、消防法違反8件…6月の立ち入り検査で判明も改善報告なし
札幌市ススキノ地区の雑居ビルの放火事件で、火災が起きたビルの防火管理などで消防法違反が8件見つかっていたことが、札幌市中央消防署への取材でわかった。6月の立ち入り検査で判明したが、同署からビル管理者への指導後、改善の報告はないままだった。 【動画】札幌・ススキノ中心部の雑居ビルで爆発音、建物内が燃えて4人搬送…ガソリン?まかれた情報も
同署によると、違反は、消火設備の管理などの責任を負う「防火管理者」の未届け、自動火災報知設備の感知器の一部未設置や誘導灯の不具合など8件。年2回実施すべき避難訓練は2021年以降実施していなかった。
11月26日の火災ではビルの2、3階の計70平方メートルを焼き、ビル内にいた1人が意識不明の重体、3人がやけどなどの重傷を負った。