【新日本】王者ザックが鷹木信悟下しIWGP世界ヘビーV2 海野翔太とリコシェが挑戦名乗り
<新日本プロレス:大阪大会>◇4日◇エディオンアリーナ大阪 メインイベントでIWGP世界ヘビー級王座戦が行われ、王者ザック・セイバーJr.(37)が29分28秒、ザックドライバー(変形みちのくドライバー2)で挑戦者・鷹木信悟(41)から3カウントを奪い、2度目の防衛を果たした。 鷹木の裸絞めで失神寸前となり、強烈なパンピングボンバーも浴びたザックだったが、グラウンドでのアキレス腱(けん)固め、ヒールホールドなどで鷹木の下半身を破壊。鷹木から必殺のラスト・オブ・ザ・ドラゴンを見舞われたが、足を負傷した鷹木がザックをカバーすることができず、九死に一生を得ると、投げっぱなしジャーマンやサッカーボールキックを鷹木に浴びせ、最後はザックドライバーで仕留めた。 試合後、ザックの「次、挑戦者は誰ですか?」の呼びかけに応じて海野翔太が登場。王座挑戦を直訴した。これに対してザックは「今年のドリームは3つ言ったね。1つはG1優勝、2つはIWGP世界ヘビー級チャンピオン、3つは東京ドームメインイベントだ!」と叫び、未定ではあるものの、来年1・4東京ドーム大会(初日)で海野の挑戦を受けてもいいという姿勢を示した。 すると、かつて新日本で戦い、現在はAEWで活躍中のリコシェまでもが姿を見せ、ザックにジャンピングラリアットを食らわせた。リコシェは「ザック、まだG1優勝とIWGP世界ヘビー戴冠を正式に祝福してなかったな。だから、まずはおめでとう。このベルトを持っているということは、地球上で最高のレスラーの1人ということだ。だから、俺は1・5レッスルダイナスティーでそのベルトに挑戦する」と来年1・5東京ドーム大会(2日目)での挑戦を宣言した。 ただ、このやりとりが面白くなかったのが海野。一度はザックにリング外へ排除されたが、舞い戻ってザックにデスライダーを食らわせた。倒れたザックを見下ろしながら「お前のかませ犬じゃねえからな。俺から目をそらすんじゃねえよ」。自分との1・4対戦のあと、ザックがリコシェと1・5で戦うことが既定路線かのような雰囲気になったことに強い不快感を示した。 ザックはその後、バックステージで「リコシェ、おかえりなさい、ハゲ! 俺はどんな挑戦でも受ける。どんなディックヘッド(バカ野郎)が来てもやってやる」と話し、海野についても「翔太、いつでもいいよ」といつ、何時でも挑戦を受ける姿勢を示した。そして最後に「俺が東京ドームのメインイベントを張る準備は整った。誰でもかかってこい」と言い切った。