カヌー・三島遊 水との境界線がなくなっていく…
6月3日(月)荘口彰久がパーソナリティを務める「ケーダッシュセカンドプレゼンツ 輝く未来のアスリート アスヤン!~若いアスリートを全力応援~」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。 ゲストは三島遊(21) 2002年、東京都生まれ。 小学校1年生の時に初めてカヌーに乗って以来、競技をスタート。カヌースラローム男子カヤック選手として、2021年ワールドカップスペイン大会、去年は23歳以下の世界選手権に出場するなど海外でも活躍している。 令和 5 年度オリンピック強化指定選手で、日本体育大学に通う学生でもある。 今回もカヌースラローム ナショナルヘッドコーチ・山中修司がリモート出演。山中は五輪にはロンドン、リオデジャネイロ、東京2020、3大会連続でコーチとして参加した経歴を持つ。 三島の持つ独特な感覚と、思い描く未来に迫った。
荘口:三島選手、(競技を)やめたいと思ったことはあるんですか? 三島:いっぱいありますよ。もう。つらすぎて、寒すぎて、悔しくて…それでもやっぱり続けたい、と思えるくらい魅力がある競技なんですよ。カヌーは。 荘口:今までできなかったことができるようになる、とか? 三島:そうですね。でも、できる前にやめたい、と思う時もありますね。 荘口:なぜがんばれるのでしょうか? 三島:カヌーが好きなのと、やめられない魅力がありまして。一番の魅力はちょっと変な言い方ですけど自分の体が水に溶けていく感覚があるんです。水と一体化していて、自分が液体になっていく感覚が。 荘口:その感覚が今までで一番すごかった、自分の能力以上のことができたと思った大会はありますか? 三島:2021年、初めてセミファイナルに進めた大会でその感覚がすごくあって、自分と水の境界線がなくなっているんです。練習中もよくありますね。技術的なトレーニングをする際、流れを使うんですけど、どこからが自分でどこからが流れか、境界線がなくなる感覚がありまして。その感覚が大好きでたまらないので競技をやめられないですね。