「シャネル」フレグランス&ビューティ部門の社長が退任 「コメット コレクティブ」の立役者
リーナ・ネアー(Leena Nair)=シャネル グローバル最高経営責任者(CEO)は5月、23年の売上高が過去最高の197億ドル(約3兆141億円)だったと発表した後、06年以来シャネル・インク(CHANEL INC)の社長兼最高執行責任者(COO)を務めていたジョン・ギャランティック(John Galantic)をはじめ、日本やAPAC、英国、カナダ、ラテンアメリカの各地域のリーダーなど、昨年相次いだ幹部の退任について言及した。ネアー=グローバルCEOによると、21年に同氏が着任したことで動き出した長期的な後継者育成計画の一環だという。「リーダーシップの交代や引退は、ビジネスの自然なサイクルの一部だ。シャネルは、長いキャリアを築いた熟練のリーダーがいることは、とても光栄で幸運なことだと考えている」と話す。「それぞれが多大な貢献をし、新しい世代の才能を育てている。全ての変化は、シャネルでは何事でもそうであるように、準備され、計画され、思慮深く行われたものだ」と強調した。