岡田監督に“アピール失敗”…阪神、1軍でチャンスを掴めなかった選手(2)高卒5年目で“大失速”に…?
プロ野球の世界では、一軍への生き残りをかけて激しい競争が繰り広げられている。ファームでは好成績を残していても、上で目立った活躍ができなければ、二軍再降格が命じられることとなる。ここでは、今季一軍での出場機会を得るも、チャンスを掴めなかった阪神タイガースの選手を紹介したい。(※今季成績は9月25日時点)
西純矢
・投打:右投右打 ・身長/体重:184cm/94kg ・生年月日:2001年9月13日 ・経歴:創志学園高 ・ドラフト:2019年ドラフト1位 今季はリリーフで一軍の登板機会を得たが、チャンスを掴めなかった西純矢。現時点わずか4試合の登板にとどまるなど、不本意なシーズンとなっている。 創志学園高では2年夏の甲子園に出場し、初戦で16奪三振完封勝利をマーク。3年時は聖地の土を踏めなかったが、高校日本代表として投打に渡る活躍を見せた。 世代を代表する存在として大きな注目を集め、2019年ドラフト1位で阪神タイガースに入団。 高卒2年目の2021年に一軍デビューを果たすと、翌2022年は14試合に登板し、6勝3敗、防御率2.63の好成績をマーク。早くから頭角を現し、さらなる飛躍を予感させた。 昨季は開幕ローテーションの座を掴んだが、制球面で苦しみ、17試合の登板で5勝2敗、防御率3.86と数字を落とした。 今季は開幕から二軍を主戦場とする中、一軍へ2度昇格。しかし、7月7日のDeNA戦では2回3安打1失点と物足りない投球内容となり、熾烈な優勝争いを繰り広げる一軍への生き残りはならなかった。
ベースボールチャンネル編集部