辻野かなみ(超ときめき宣伝部) 「ギャップのある私を見てもらえたら」、“ひと夏の思い出”を擬似体験できる1st写真集「Kanami Tsujino」に込めた思い
超ときめき宣伝部の辻野かなみが12月25日に1st写真集「Kanami Tsujino」を発売する。注目度の高いグループ“超とき宣”の部長(リーダー)として活躍する辻野の待望の1st写真集は、メンバーカラーの“ブルー”を随所に散りばめられ、辻野と一緒に過ごす「ひと夏の思い出」を体感できる内容に仕上がっている。撮影でのエピソードや写真集への思い、こだわりなどを語ってもらった。(超ときめき・宣伝部の「・」は白抜きハートマークが正式表記) 【写真】艶やかな浴衣も似合う“かなみん”こと辻野かなみ ■超ときめき宣伝部だけじゃなく「辻野かなみ」ももっと知ってもらいたい ――初の写真集が発売されますが、どんな写真集にしたいと思いを込めましたか? 「辻野かなみってこんな人なんだ」という名刺がわりになる写真集にしたいなって思って、いろいろな表情が載っている一冊にしようと思いました。 ――タイトルが「Kanami Tsujino」というストレートなものになりましたね。 タイトルはいろいろ考えました。2024年、“超ときめき宣伝部”はたくさんの方に知ってもらえる機会が増えたと思っていますけど、とき宣だけじゃなく“辻野かなみ”ももっと知っていただきたいなって思ったので、このタイトルにしました。 ――「ひと夏の思い出」を一緒に体験できる内容になっているということですが、テーマなどのこだわりも聞かせてください。 メンバーカラーが“ブルー”ということもあって、青い海や青い空が大好きなので写真集にも“ブルー”を散りばめて作れたらいいなという思いがありました。熱海で撮影したのですが、自然が多くて、イメージ通りにたくさんの“ブルー”が入った写真集になっています。浴衣だったり、水着だったり、やりたいことをいろいろ詰め込んでいくと「ひと夏の思い出」を体験していただけるような内容になりました。 ■水着カットにも挑戦「ファンの方たちの反応も気になります」 ――いろいろなシチュエーション、いろいろな衣装で撮影されていますが、お気に入りカットは? 初めて水着に挑戦していて、赤リップを使ったりオシャレに撮ってもらったので、お気に入りですね。クールなカットになっていて、自分でも「いい感じに撮れたかな」って手ごたえがありました。水着カットはファンの方たちの反応も気になります。 ――全体的にオシャレな雰囲気がありますが、何か参考にされたものはありますか? とき宣ファンは女性の方も多くて、“ファッション誌っぽくオシャレに撮りたい”というのもコンセプトの一つとしてあったので、そこはこだわったというか意識したところです。「写真のセレクトとか全体の構成も決めていいよ」って言ってもらえたので、たくさんの写真集やファッション誌を見て、「どんなふうに見せたらいいのかな?」というのを勉強して、スタッフさんと一緒に考えながら自分の意見を出させてもらいました。参考にした写真集の中では、田中みな実さんの写真集がすごく美しくて素敵だなって思ったので、水着のカットとかも綺麗に撮ってもらえたらいいなって。あと、鈴木ゆうかさんの写真集も表情がすごく好きで、自分もいろんな表情を見てもらいたいなって思いました。 ――表紙は「通常版」と「イベント限定版」の2タイプありますが、それぞれの決め手は? 「通常版」の表紙に関しては、撮影している時に「これ、表紙になりそうだね」ってスタッフさんたちと話していたんです。撮影が終わって、他のカットもいろいろ見た中で、やっぱりこれがオシャレな感じで、お部屋に飾っても可愛く馴染むんじゃないかなって思ったので決めました。「イベント限定版」は「通常版」とは全然違う雰囲気で、大人っぽさがありつつ、ラフな雰囲気が出たらいいなと思って決めました。 ■熱海1泊2日の撮影は「“女子旅”みたいな雰囲気で楽しかった」 ――初の写真集になりますが、撮影現場の雰囲気はどうでしたか? 熱海に1泊2日で行って撮影したんですけど、スタッフさんが全員女性だったので“女子旅”みたいな雰囲気で楽しかったです。グループでの写真集はありましたけど、今回はひとりの写真集なのでどうなるのかなって思ったりしたんですけど、気負わず、ただただ楽しかったです(笑)。撮影以外でも、リゾナーレ熱海での食事がすっごくおいしくて、ビュッフェ形式だったんですけど豪華すぎました。お魚が好きなのでお刺身やカルパッチョとか美味しくいただきました! ――撮られた写真の枚数もかなり多いと思いますが、セレクトが大変だったのでは。 本当にたくさん撮ってもらいました。写真を見ているのがすごく楽しかったんですけど、「どうしたらみんなに楽しんでもらえるかな?」「どうしたら自分が思い描く写真集になるかな?」って考えつつ、いい写真がいっぱいあったので、そこから厳選するのが大変でした。 ――たくさん写真を撮ってもらって、新たに気づいたこととかありましたか? 私、童顔で昔から「若く見えるね」って言われることが多かったんですけど、自分ではそんな風に思っていなかったんです。でも、撮ってもらった写真を見ていたら確かに25歳とは思えない表情があったり、無邪気なところが感じられるものがあったりしました(笑)。逆に、浴衣のページは想像していたよりも大人っぽく綺麗に仕上がったなって思っていて、夜景も相まって、普段はアイドルとして可愛い浴衣を着ることが多いんですけど、大人っぽい浴衣なので、いつもの自分とは違う“自分”になれた気がして気に入っています。なので、ギャップも見てもらえたらうれしいです。 ――写真集を出すことについて、とき宣の他のメンバーの反応も気になりますが。 最初、写真集を出すことを秘密にしていて、写真集の公式Instagramで“匂わせ”みたいなのを始めた時にバレました(笑)。メンバーみんな「絶対買う!」って喜んでくれて嬉しいです。先行カットで「水着になったの!?」ってビックリしていたけど、すんなり受け入れてくれました。 ■写真集をクリスマスプレゼントと思って受け取ってもらいたいです ――もし、2冊目を出せるとしたらどんな内容がいいですか? 撮影の時にスタッフさんたちと「今回は日本だったので次は海外がいいね」って話していたんです。今まで行った中でどの国が良かったのかを聞かせてもらったら、スペインって答えた方が多くて、「次はスペインに行きましょう!」って盛り上がりました(笑)。海外で撮りたいなという憧れはありますね。 ――発売日がクリスマス。特別な日になりそうですね。 はい。クリスマスって小さい頃からすごく楽しみにしている日なので、「クリスマスに発売できるんだ!」ってうれしかったです。ファンの方にもクリスマスにお届けできるので、この写真集をクリスマスプレゼントと思って受け取ってもらいたいです。 ――1月には発売記念のイベントもありますね。 すごくうれしいです。ファンの方が「いつか写真集を出してほしい」って言ってくれていたので、直接お話をして感想を聞けるのも楽しみです。たくさん応募していただいたみたいで、落選された方もいて、「そんなにたくさんの方が応募してくれたんだ!」ってビックリしました。 ■日本武道館にもいつか立ちたいと思っていますし、東京ドームにも! ――写真集という夢が一つ叶いましたが、他にどんなことをやってみたいですか? 事務所に入った時、「どんなお仕事がしたいですか?」と聞かれて、「ファッションのお仕事がしたいです」って答えたんです。今回の写真集で、自分でも案を出させてもらったり、セレクトさせてもらったりしたことで、もっとファッション関連のこともやってみたいなって気持ちになっています。あと、ファンの方から「声もいいよね」って言ってもらえることも多いので、声のお仕事も機会があれば挑戦してみたいなって思っています。 ――超ときめき宣伝部は2025年に10周年を迎えますね。 はい。みんなが一丸となって、いろんなことに向けて心が一つになっています。メンバーだけじゃなくてスタッフさんも含めて。雰囲気がいいなと思うので、このままどんどん突っ走っていきたいです。2024年は横浜アリーナ公演が実現して、さいたまスーパーアリーナでの公演ももうすぐ(2024年12月28日)です。まだまだライブをしたい場所はいっぱいあるのでいろんなところでライブができたらいいなと思っています。日本武道館にもいつか立ちたいと思っていますし、東京ドームにも! ――最後に、今回の写真集にキャッチコピーをつけてもらって、ファンの方へのメッセージもお願いします。 はい。キャッチコピーをつけるとしたら「辻野かなみのすべて」みたいな感じです(笑)。普段、アイドルをやっている時とは違う表情や衣装も多くて、ギャップのある私を見てもらえたらいいなと思っています。自己満足かもしれないんですけど、「一番良いものができた」と思っていて、見てくださる方もきっと「いいな」と思っていただけるんじゃないかなって。自信をもってお届けできる写真集になりましたので、たくさんの方に見てもらいたいです。よろしくお願いします! ◆取材・文=田中隆信 ヘアメイク/(株)Dharma スタイリング/村松栞奈