【中継録画】H2Bロケット打ち上げ成功 「こうのとり」8号機搭載(JAXA提供映像)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」8号機を載せたH2Bロケット8号機が25日午前1時5分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられた。こうのとり8号機は約15分後に予定の軌道で分離され、打ち上げは成功した。順調にいけば、28日夜に国際宇宙ステーション(ISS)に到着。その後ドッキングを経て食料や研究用設備などの資材を届ける。 【動画】「こうのとり」8号機搭載のH2Bロケット、打ち上げの模様をライブ配信
H2Bロケットの打ち上げは当初、11日早朝に計画されていたが、直前に発射台で火災が発生し、中止となっていた。打ち上げを担う三菱重工によると、原因はエンジンを冷やす液体酸素が耐熱材に吹きかかり続けることで静電気が発生し、耐熱材が燃えたためだとみられる。同社はアルミシートを施すなどの対策を講じ、24日に再打ち上げする予定だったが、分離後のロケット機体がロシアのソユーズ宇宙船の軌道に接近する可能性があるため、25日に再延期していた。 こうのとりは、ISSに補給物資を運ぶために日本が開発した無人宇宙船で、H2Bによって打ち上げられる。今回のこうのとり8号機には、実験関連品や超小型衛星のほか、生鮮食品やリチウムイオンバッテリーなど約5.4トンの物資が搭載されている。 ※打ち上げの模様をTHE PAGEのYouTubeチャンネルでライブ配信します(映像提供:JAXA)