スマホが大画面化した今、タブレットはもはや不要? 両方持つ意味はあるの?
【3】アプリや周辺機器の対応も微妙に違う
スマホとタブレットは同じOSを利用するので、機能的に大きな違いはないように見えます。しかし、スマホで提供されているアプリの多くは、大画面を活かしたタブレット専用アプリも別に用意しており、機能が異なっていることも珍しくありません。 たとえば、タブレットで使えるイラスト制作アプリでは、タッチペンで描写するときの機能がスマホ版とは大きく異なっていたりします。また、スマホやタブレットでは、いずれもBluetooth接続のキーボードやマウスなどの外部機器を使うことが可能です。しかし、画面が小さいスマホで日常的に長文を入力するのは少々厳しいでしょう。その点、大画面のタブレットなら、キーボードでの長文入力もパソコン感覚でこなせます。
もちろん、タブレットにはWindows OSやChrome OSを搭載するモデルもあり、薄型のキーボードを装着することでパソコンのように使える2in1タイプも存在します。これなら、大きくて重い(1kg程度)ノートパソコンを持ち歩くよりはずっと快適ですよね。
タブレットを使ったほうがいい場面は?
ここまで、スマホとタブレットそれぞれのメリットやデメリットについて解説してきました。もちろん、電話やネット接続については、SIMカードを利用できデータ通信も可能なスマホのメリットが大きいでしょう。しかし、一方でスマホよりもタブレットを使ったほうが良いシーンもあります。 それはやはり動画視聴です。TVer、YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflixなどで動画を楽しむときは、大画面のタブレットのほうが圧倒的に迫力がありますし、字幕の表示もスマホよりは快適です。 また、スマホでも文章を書いたり書類の編集、イラスト作成などができないわけではありませんが、やはり大画面のタブレットのほうが作業しやすいでしょう。とくに、出張が多いビジネスパーソンなら、外出先でもOffice系のデータを修正するのも楽ですし、イラストレーターなら、大画面12.9インチのiPad Proなどが適しています。