阪神・佐藤輝 杉山オーナーら球団幹部を前に特守敢行「考え方とかイメージとか変えながらやっている」
「特守漬けの秋」が本格化した。阪神・佐藤輝が屋外では今キャンプ2度目の特守を敢行。その一挙手一投足に、杉山健博オーナー、藤川監督に加えて粟井一夫球団社長、嶌村聡球団本部長までが熱視線を送った。球団、現場トップによる“授業参観”も意に介さず、背番号8は白球を追った。 「課題を持ってやっている。しっかり足を使って、いい流れで送球できるようにやっている。考え方とかイメージとか変えながらやっている。今後も継続してやっていきます」 約20分間に及んだ特守では捕球後の足の運び方を意識。今季は両リーグワースト23失策で、守備力アップが今秋最大のテーマだ。「いい感じにきていると思います」と田中内野守備走塁コーチ。同オーナーから「頑張って」と声もかけられた来季のキーマンが、鍛錬の秋を過ごす。 《杉山オーナーが秋季キャンプ高評価》阪神の杉山健博オーナーが秋季キャンプを視察した。ブルペンでは藤川監督から個々の投手の課題をレクチャーされながら投球を見守り、打撃練習ではスイングスピードや打球角度が出る測定器の数値をチェックし、選手の力量把握の材料とした。新体制の雰囲気について「選手一人一人が明確なテーマを持って取り組んでいる。自分の頭で課題をよく考えて主体的に取り組んでいる。それを藤川監督流に言えば、没頭しながらということになるので、非常にいいキャンプを送れている」と高評価した。