"石破ショック"を吹っ飛ばせ! アナリスト、個人投資家ら10人に聞いた!「隠し玉銘柄」
ほかにもふたりの識者が、海外で活躍する企業を推薦してくれた。高配当株投資で資産8億円を突破した投資家のかんち氏は、中古車の輸出・検査などを手がけるオプティマスグループに注目。 オセアニア地域で急成長していながら、配当利回り約4.7%と株価は割安で、配当収入と株価上昇の両方に期待できそうだ。 そして本誌で連載『街歩き投資ラボ』を担当する株式評論家の坂本慎太郎氏は、自動車のワイパー製造で海外売り上げが7割に達するミツバを推奨。ガソリン車・EVを問わず使われる製品であるにもかかわらず、現在の株価はあまりに安すぎで、3年以内に3500円、現状の4倍もありえるということだ。 個別の株式投資に慣れていない人には、複数の銘柄に分散投資するファンドやETF(上場投資信託)が向いている。株式アナリストの宇野沢茂樹氏は、先進国の中で断トツの将来性を誇る米国で、中でも連続増配を重ねる優良企業に投資する「バンガード・米国増配株式ETF」をセレクト。 ファンドアナリストの篠田尚子氏は、同じく成長力にあふれるインドで、国家インフラ計画を追い風に伸びるインフラ株式に投資する「HSBC インド・インフラ株式オープン」を挙げてくれた。 どちらも長期保有向きで、忘れた頃に大きく育っているという展開に望みをかけたい銘柄だ。 賢者たちのセレクトは十人十色。お気に召すものは見つかりましたか? 取材・文/日野秀規 写真/iStock