大阪市の端建蔵橋・架け替え工事へ 今年9月16日から2025年3月末まで通行止め
[画像]端建蔵橋の架け替え工事のため、市ではう回を呼びかける(大阪市公式サイトの報道発表資料から)
大阪市は30日、大阪市北区と西区を結ぶ端建蔵橋(はたてくらばし)の架け替え工事のため9月16日から2025年3月31日まで通行止めを行うと発表した。大阪市の松井一郎市長は同日行われた会見で工事について「先人から引き継いだ貴重な財産である大阪の橋を適切かつ着実に維持管理していきます」と話している。 【動画】大阪市・松井市長が定例会見(2022年6月30日)
松井市長の会見によると、端建蔵橋は1921年(大正10年)に建設されてから100年が経過し、老朽化が進んでいるという。 これまでに高潮対策事業として、1963年(昭和38年)にかさ上げ工事を行うなどしているが、松井市長は「部分的な補修、補強による橋の延命が困難な状況になりつつあるために、現在の橋を撤去し、橋台を新しく構築し、アーチ橋に架け替えます」と発表した。
この工事で今年の9月16日から2025年(令和7年)3月31日までの間、端建蔵橋の通行止めを行う。松井市長は「新なにわ筋や、あみだ池筋などへの迂回をお願いします。橋周辺は車両の混雑が予想されるために、交通渋滞の回避に向けてホームページや区広報紙等による周知に加え、関係団体とも連携し、ポスターやリーフレット、迂回看板等により広く周知をしていきます」と説明した。
また「今後も市民の皆さんの安全・安心の確保をするために、計画的に補修等の維持管理を行うとともに、水都大阪にふさわしい魅力的な橋への整備を推進してまいります」と話していた。