ライオネス飛鳥『極悪女王』で自身を演じた剛力彩芽のプロ意識を称賛「あのシーンもすごいんですよ。本当にそっくりだったんです」
『炎の聖書』を歌唱するシーンはクラッシュギャルズそのものだった
劇中では、激しいプロレスのシーンだけではなく、クラッシュギャルズにふんしたふたりがヒット曲の『炎の聖書』を歌唱するシーンもある。 「あのシーンもすごいんですよ。ジャガー横田さん役の水野さん(水野絵梨奈)はダンスが得意なので、それぞれがどういう風に踊っているか、クラッシュのクセをつかんで踊って見せてくれた。それが本当にそっくりだったんです! あと、自分を担当してくれている美容師さんもドラマを見てくれたのですが、髪形の再現度が素晴らしいって言っていました」 ライオネス飛鳥さん自身も、役者たちのプロ意識に感動したそうだ。 「実際に撮影現場では見ていなかったのですが、彩芽ちゃんが私の得意技であるジャイアントスイングで相手を回したときも、迫力があったと聞きました。回り終わった瞬間に、本当に手で天を仰ぐしぐさをして、感動して喜んだって聞きました。 もちろん、ドラマのシーンを見て、改めてすごいなって感動しました。まさに努力のたまものだし、それは彩芽ちゃんだけではなくて『極悪女王』に出演していた選手全員がそうでしたよね。役者たちが全員、松永兄弟も含めてそれぞれの役をきちんと研究して、演じ切ってくれていた。それはスタッフさんに感謝を伝えました」 『極悪女王』では、練習生時代にダンプ松本さんや飛鳥さんが過ごした道場も、実際に再建するというこだわりが見えた。 「道場は新人のときは黄色かったけれど、私たちの時代の道場はあの色でしたね。本当、再現率がすごいですよね。当時を知っている人は、懐かしいって感慨深い気持ちで見ていてくれたみたい。 驚いたのが、私たちの子どもたちでもおかしくない年代の人たちが、ドラマを観てくれていること。彼らは“こんな試合があったんだ”って、全女や女子プロレスに興味を持ってくれている。それは、表に出ている輝かしい部分だけではなくて、選手たちの努力というような裏の部分もドラマで描いているから。この『極悪女王』が、プロレス界にもたらした効果は絶大だと思いますね」