短期決戦のミスの怖さと楽しみな2つのドラフト【川口和久のスクリューボール】
大きかった村上の存在
CSファイナル第3戦は青柳の好投で阪神勝利と思ったが……
クライマックスシリーズのファイナルステージで、セはヤクルトが阪神相手に3連勝し日本シリーズ出場権を勝ち取った(神宮)。レギュラーシーズン優勝のヤクルトが勝ったのは、当たり前と言えば当たり前だが、試合を見ていて3連勝3連敗となるほどの力の差は感じなかった。 勝敗を左右したのは、まずはヤクルトの主砲・村神、じゃない村上宗隆の存在だ。打席に入っただけで空気が変わる。10月13日の2戦目には藤浪晋太郎から逆方向にホームランを放っていたが、打席での相手への重圧だけではなく、阪神バッテリーは常に村上の前にいかに走者をためないかを意識しなければならず、ホッとしたわけではないだろうが、抑えたあと、オスナに効果的な一打を浴びたりしていた。 14日の3戦目も村上がキーマンになった。7回二死満塁で浜地真澄にボテボテの投ゴロに打ち取られながら・・・
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週刊ベースボール