軽井沢の絶景“絵画のような紅葉” 観光客で大混雑…地元住民「家まで10分が1時間」
紅葉の見頃を迎えた長野県の軽井沢町。平日でも多くの観光客が訪れて、大変な渋滞が今起きているということです。地元の住民の人によると、今年は例年以上の混雑ぶりで、日常生活に支障が出ているということです。 【画像】紅葉絶景…「スワンレイク」雲場池 100年を超える歴史ある軽井沢高原教会
■絵画のような紅葉 平日でも観光客殺到
東京駅から新幹線でおよそ1時間。“自然の宝庫”長野県の軽井沢は、地の利の良さでも人気を博しています。 清らかな水面に反射する赤や黄色と緑の木々の美しいコントラスト。さらには、晴れ渡った空の青と白い雲までも!「雲場池」は軽井沢を代表する景勝地です。 かつて白鳥が飛来したことから「スワンレイク」とも呼ばれ、“絵画のような美しい光景”が訪れる人を魅了します。 この美しい光景を見ようと、池の周りは多くの観光客でごった返しています。 観光客 「素晴らしいね」 「周りよく見て歩いて」 12日に雲場池に続く一本道は、多くの人や車で行き交っていました。 警備員 「そこ避けてください。車にひかれちゃいますよ!」 森の中にひっそりとたたずむ大正10年(1921年)に誕生した「軽井沢高原教会」。100年を超える歴史ある教会と、黄色に色付く紅葉のハーモニー。 中庭には、緑の木々と赤や黄色に色付く紅葉が静寂なひと時を演出する癒やしの空間が広がっています。 日が暮れはじめると、紅葉がライトアップされ、昼間とは一味違った幻想的な光景が顔をのぞかせます。 猛暑の影響で1週間ほど見頃が遅れていましたが、先週末からの冷え込みで紅葉のピークとなった軽井沢。この美しい絶景を求めて…。
■「見晴台」道中混雑は 駐車場まで40分も
渋滞で車が止まったり、ノロノロ運転を繰り返しています。 11日、軽井沢駅方面に向かう国道18号では、ズラーッと奥まで車列が伸びています。平日にもかかわらず、その長さはおよそ1キロにもなります。 さらに、観光の中心「旧軽井沢エリア」も多くの車で混雑し、周辺の駐車場は平日にもかかわらず、どこも満車です。 道路の両側の駐車場は満車となっていて、駐車場に入れない車がまだ待っている状態となっています。 駐車場に入ろうとした車は、空きを待つ車がまだ前方にいるため、車道と歩道を半分塞ぐように停止してしまいました。 先週末には、長さおよそ750メートルのメインストリート「旧軽井沢銀座通り」もにぎわい、周辺の有名そば店には長蛇の列もできています。 軽井沢の中心地から車でおよそ10分。標高1200メートルに位置する「見晴台」。長野県と群馬県の県境に位置し、紅葉が美しい人気スポットですが、車が動いていません。 坂の途中からできていた駐車場の空きを待つ車列。その長さはおよそ230メートルにも伸びています。 渋滞にしびれを切らしたのか、途中で車から降りて、足早に目的地へと向かう人もいます。 紅葉旅行で千葉から来た人 「ずっと渋滞だったよね」 「ずっとここまで渋滞でした」 「きのうも渋滞だったしね」 紅葉旅行で富山から来た人 「15分ぐらい待ってる」 中には、駐車場に止めるまで最大40分かかったという人もいます。