【新NISA】初心者が積立投資で「65歳までに1000万円」を目指す! ゴールから逆算する簡単シミュレーション
40歳代「65歳で1000万円」月4万円での積み立てに必要な期間は?
金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに、新NISAのような積立投資を「年利3%」で運用して期待できる結果をみていきましょう。 今回は例として「月4万円」ずつ積み立てた場合、1000万円を形成するため必要な期間を試算しました。 ●【月4万円・年利3%】の運用で期待できる「新NISA」のシミュレーション結果 投資による収益が223万6000円出て、積み立てに必要な期間は16年3か月となります。 ちなみに、貯蓄だけで積み立ててかつ預金金利が0.001%のまま続くと想定すると、積み立てにかかる期間は20年10カ月。大幅に短縮されているとわかります。 今の年齢が49歳以下なら65歳までに1000万円を貯められる計算といえるでしょう。
新NISA(ニーサ)のポイントをおさらい
最後に、投資未経験者の多くが「難しい」と感じていた、新NISA制度の概要をおさらいしましょう。 おさえておきたい主なポイントだけ、まとめてみました。 ●ここだけはおさえたい! 「新NISA」のポイント ・非課税保有期間:無期限化 ・口座開設期間: 恒久化 ・「つみたて投資枠」と「成長投資枠」:併用可能 ・年間投資枠: 成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」 ・非課税保有限度額:全体で1800万円(成長投資枠:1200万円※枠の再利用可能)
時間を味方につけてコツコツと「資産形成」していこう
老後を迎えるまでに1000万円の資金を運用でつくることは、40代からでも可能であるとわかりました。 資産運用の鉄則は、時間を味方につけることであるため、早いタイミングで始められるほうが良いでしょう。 時間を味方につけることができない年齢であれば、積立額を上げることを検討することも一案といえます。 もちろん投資には元本割れのリスクは伴うため、自分に合う積立方法を取り入れることが大切です。 2014年1月に創設され、2024年1月に改良され生まれ変わった「NISA」。まずは、情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・ウェルスナビ株式会社「投資未経験者の約6割は「NISA制度そのもの」に難しさ」(PRTIMES) ・金融庁「資産運用シミュレーション」 ・金融庁「新しいNISA」
荒井 麻友子