明日15日は今年最後の満月 まだ「ふたご座流星群」も観測のチャンス
明日15日(日)は今年最後の満月となります。また「ふたご座流星群」も見れるチャンスがあり、日本の上空を「きぼう」のある国際宇宙ステーション(ISS)が通過します。いつ見えるのか?天気は?気になるポイントをまとめました。
今年最後の満月
明日15日(日)の午後6時2分に満月を迎え、今年最後の満月を見ることが出来そうです。 満月には英語圏では、月ごとに呼び名があり、4月は「ピンクムーン」、11月は「ビーバームーン」などです。12月の満月は「コールドムーン」で、コールド(Cold)の「冷たい」「寒い」とこの時期らしい名前が付いています。このような呼び名を思い出しながら、月を眺めてみるのも良さそうです。
まだ「ふたご座流星群」も見えるチャンス
今日14日(土)が極大だった「ふたご座流星群」ですが、今夜から明日15日にかけてもまだ、見えるチャンスはあります。突出して多く見える時間はありませんが、1時間当たり10個から15個程度は観測できる可能性があります。 昨夜に続き、ほぼ満月の月明かりが邪魔をしますが、全天で流星は見ることが出来ますので、月明かりの影響が少ない空を眺めると、見えるチャンスが広がりそうです。 (参考:国立天文台)
「きぼう」も見えるチャンス
さらに、明日15日(日)の明け方には、「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)が日本の上空を通過します。 国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」とは、その中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、1周およそ90分というスピードで、地球の周りを回っていて、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。 沖縄から北海道の広い範囲で「きぼう」を見ることが出来るチャンスは今年最後となります。那覇では明日15日5時48分頃から南西の空に見え始め、札幌でも5時52分頃から南南西の方向に見ることが出来ます。 上の図は、「きぼう」が見え始める時刻と、最大仰角(最接近)時の方角です。 全国的に「◎」、「〇」と条件が良いので、「きぼう」を見つけるチャンスです。ただ、「きぼう」が高度が低い所を進むため、空が開けた所で見るようにしましょう。