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　無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。雇用義務は65歳までなので、2つ目の稼ぎ口がない人は下層老人まっしぐら。株や為替の乱高下で新NISAも怖い。そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から稼ぎ口のタネを見つけて、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい　年収アップと自由が手に入る働き方』で、月10万円以上の副収入を誰でも得られるメソッドを公開しています。6000名を超える受講者を成功に導いた新しい働き方を手に入れましょう！ ●　お金で苦労する原因は、税金が高い身分を選んだから 　会社員や公務員のような給与所得者（以下、労働者）は、本業を続けながら、小さな資本家になることをおすすめします。なぜなら、「節税」と「補助金」という最強の「不労所得」が手に入るからです。パートをしていた妻に試してもらったら、年収1500万円超の銀行員よりお金が貯まりました。 　資本主義国の税率は、労働者が高く、資本家（法人）は低く設定されています。日本では、中小法人の税率は約2割ですが、課税所得330万円超の労働者は6割です（＊1）。資本家は出費を経費化できるので、税金の格差は3倍どころではありません。あなたがお金で苦労する原因は、税金が高い身分「労働者」を選んだからだったのです。「労働者は貧乏になり、資本家は裕福になる」のです。 ●　資本主義国の法令が資本家を優遇した発端は、市民革命にあった 　法令がなぜ資本家を優遇するのか。ドラマ「ドラゴン桜」（TBS系）で阿部寛さん演じる桜木先生の名ゼリフを深読みすると、理由がよくわかります。 誰かのせい、国のせい、時代のせい……、他人をたたき、批判して、文句を言って、何が変わる？（中略）ルールを作っているやつらはな、この状況がおいしいからこういう仕組みにしてんだ。（中略）なぜ社会はこうなってんのか、だれがどんな意図でこんな仕組みを作ったのか、本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつけろ！ そのとき初めて、馬車馬は人間になれる。（中略）バカとブスこそ東大に行け！ 　言葉を置き換えてみると、こうなります。 　「ルール」――法令 「ルールを作っているやつら」――大資本家 「馬車馬」――労働者 「こんな仕組み」――資本家に有利な仕組みで、労働者が気づけない仕組み 　オチは「バカとブスこそ東大に行け！」でした。社会人なら「給与所得者こそ資本家になれ！」でしょう。 　かつて、「身分制度のない平等な社会が市民革命で生まれた」と習いました。でも、革命を先導したのはユダヤ人大富豪などブルジョワジーです。それゆえ、資本主義国の法令は例外なく、資本家（法人）を特権階級扱いしています。資本主義社会とは、資本家と労働者という2つの階級からなる身分制社会だったのです。大資本家が作った「こういう仕組み」が巧妙で、気づきにくいだけです。 　たとえば「法の下の平等」を謳う憲法14条には「職業身分により差別されない」とは書かれていません。それゆえ、資本家の税金を低くして、労働者の税金を高くしても憲法違反にならない。私は歴史マニアなのですが、大学で法律を研究し、銀行員時代にお金の裏の世界を垣間見たので、気づけました。 ●　年収1500万円超の銀行員でも、給料だけでは富裕層になれない 　銀行の同僚の年収は、30歳で1000万円、40歳で1500万円を超えました。それなのに、給料だけで富裕層になった人は、いなかった。懲罰的な超過累進課税から逃れられなかったからです。対象的に、法人融資先の法人オーナーは重税が免除され、富裕層になっていました。両者を比較して、資本家にならない限り永遠に富裕層になれないと、私は悟りました。 　とはいえ副業を禁止されていたので、私は資本家にはなれません。そんなとき、法律の知識と法人融資で培った智恵が役に立ちました。パート主婦だった妻を法人化して、妻を通じて小さな資本家になれば解決できると気づいたのです。 ●　労働者からは資本家の旨味が見えにくい仕組みになっている 　妻の当時のビジネスは大家業でしたが、税金は微々たるものでした。パソコンや備品、旅費や通信費、交際費やランチミーティング代、車両費や地代家賃など、事業に必要な出費を経費化できたからです。物件管理で現地に行くついでに近隣の温泉や観光地にも立ち寄れます。実はこれ、お偉いさんの視察旅行と同じで、度を越さなければ経費になるのです。この旨味は、資本家にしかわかりません。向こう側が見えないミラーガラスと同じで、労働者からは見えにくいのです。「ルールを作っているやつら」は、天才です。 ●　法人化する前に、「副業ごっこ」から始めよう 　資本家とは職業身分なので、その気になれば、あなたにもなれます。安定性を手放す必要はないので、会社員や公務員を続けながら、片手間で始めればよいのです。 　いきなり法人化する必要もありません。まずはお試しで、副業から始めればいい。300万円以下なら原則として雑所得なので、「副業」ではなく「副業ごっこ」となります。「副業ごっこ」なら、副業禁止規定には違反しません。 ●　あなたを労働者に引きずり戻す魔力から逃れる手順 　資本家を目指した途端に、あなたを労働者に引きずり戻す魔力が働くので、ご用心。大資本家が作った「こんな仕組み」を知らない人が大半なので、ほとんどの人は大資本家の術中にはまります。それゆえ家族や友人の助言も、ネット上の投稿やコメントも、「ウソだ！ 騙されるな」となります。私が妻を法人化するときも、周囲は猛反対でした。でも、うまくいった途端に、オセロのように手のひらが返りました。世の中、そんなものです。 　ですからあなたも外野の雑音は無視して、資本家側に移動した先人を真似しましょう。 　最も安全確実な手順を紹介します。まず最初に、自分の価値観や関心事を言語化し、それをもとに「やりたいこと」を言語化します。仕事でも、趣味でも、何でも構いません。無意識の思考を言語化する『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』があれば、スムーズに見つかります。 　次に、言語化できた「やりたいこと」を収益化します。本業のスキルや特技・趣味などを収益化する『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい』を手許に置いて、手順通りに真似してください。人生一度きり。「やらされ仕事」から「やりたい仕事」へと軸足を移して、「自分本来の人生」を生きてみませんか。 　＊1　所得税2割+住民税1割+社会保険3割＝6割。社会保険料は、労使折半の建前で給料を逆算するので、実質3割。わかりやすく控除等を除外。 　参考資料：こんな簡単に儲かっていいの？ 富裕層は皆知っている「史上最強の不労所得」 　＊＊本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい　年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。