【RWS】V3達成の吉成名高「来年は凄く変化、ワクワクすることがたくさん起こるかなって1年」那須川龍心についてもコメント
2024年12月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールで開催された『RWS JAPAN』のメインイベントにて、挑戦者ペットヌン・ペットムエタイジム(フランス)を50-44×3の大差の判定で破りラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王座3度目の防衛に成功した名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)が試合後インタビューに答えた。 【写真】渾身の左ボディストレートをめり込ませる名高 「今回3度目の防衛戦ということで相手のレベルも上がってきていますし、今回に関しては相手が俺のことを喰うって強い意志を感じました。1R目からあんなにアグレッシブに攻めてくる相手は久しぶりだったんですけれど、冷静にさばいて5Rまでしっかり集中力を切らさず、大きな被弾もなく安全に試合が出来たので、それは自分の中で評価したいんです。自分は防衛戦でKOが出来ていなかったのでKOしたかった。ただ、KOだけが魅せる試合ではないのかなとも思います。5R通じて攻防の技術を見せられたのが良かったと思いました」と振り返る。 戦略は「立てていましたが、あんなに1R目からどんどん来るとは思っていませんでした。ちょっとそこは予想外なところはあったんですけれど、インローを蹴るというのと、ボディストレートと三日月蹴りは完全に突き刺さりました」と明かす。 最初のダウンで決まったと思ったのでは、と聞かれると「ヒジでも斬れたし、ボディストレートも効いたしで。ただ、倒されないように最後まで戦い切るぞって意思を感じて。そういう相手を倒し切る技術が僕にはまだないのかなって。そこは反省点でもあります。でも内容的には悪くなかったと思います」と、相手の気持ちが強く倒し切れなかったことが反省点とした。 「今回の試合は、いつもプレッシャーは感じないんですけれど、重圧を感じました。3度目の防衛戦と数を重ねてきたのもあるし、来年に向けても負けられない試合だったので。ただ試合が始まったらいつも通りの感覚で戦えました。対策をされているのは感じましたが、僕のスピードはそんなに簡単に対策できるものじゃないと思っています」と、自分のスピードには絶対の自信があったという。 自己採点は「60~70点くらい」だとし、「被弾はなく、自分が蹴った足を痛めましたがそれ以外にダメージはないので良かったと思います。足はヒジでガードされて。蹴ったときに音が鳴って3Rに足が痺れました。折れたかと思ったんですが、靭帯をちょっと痛めていると言われたけれどそんないひどくはないそうです」と、ほぼノーダメージ。 当初の相手から変わっての防衛戦だったが「発表されたのは4週間弱前でしたが、決まっていたのは1カ月前だったので、相手選手もしっかり準備できて万全の状態で臨めたと思うし、僕も最初はラック選手の対策を立てていてそこから変わったと聞いてからペットヌン選手のイメージを自分の中で作ってきたので、お互い自分のベストを持ってきた試合だったと思います」と、互いに影響はなかったのではないかとする。 今年を振り返り「判定が多い年でしたがその分、経験値がたくさん詰めました」とし、「来年は凄く変化、ワクワクすることがたくさん起こるかなって1年なので。楽しみにしてもらえればと。練習して常に自分のベストを更新していくことは変わらないのでそこも楽しみにしてください」と改めて2025年は変化の年になりそうだと話す。 そのヒントを求められると「正直、まだどうなるか分からないところがあって。中川会長をはじめ周りの皆さんと話して今後の僕の道が決まると思うので。年末の試合が終わったので今後の話が始まると思います。近い将来、楽しみにしてください」と、まだ内容は言えないと答えた。 また、RISE王者になった那須川龍心との対戦を見たいとのファンの声があがっていることに関して聞かれると「僕は全然やりますが、向こうがムエタイをやらないと思うので交わることはないと思います」とした。
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