「喜び、悲しみ、失望…」「東京からどれだけ進歩したことか」シフィオンテクがパリ五輪を総括<SMASH>
女子テニス世界ランク1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、8月6日に自身の公式インスタグラム(@iga.swiatek)を更新し、パリ五輪を総括した。 【画像】シフィオンテクが公開した投稿原文 7月27日~8月4日に開催されたパリ五輪のテニス競技。得意のクレーコートで金メダルが期待された女王のシフィオンテクだったが、準決勝でジェン・チンウェン(中国)にストレート負けを喫した。それでも3位決定戦ではアンナ・カロリナ・シュミドロワ(スロバキア)に快勝し、銅メダルを獲得。これにより、五輪で自身初、そしてポーランドのテニス競技でも初のメダルをもたらす快挙となった。 インスタグラムには銅メダルとポーランドの国旗の絵文字と共に「しばらく時間が経ったので、ゆっくりとこの章をまとめることにします」と書き出し、以下のように続けた。 「喜び、幸せ、悲しみ、失望、満足、不満足、プライド、その他多くの感情、多くの考え......これらを頭の中でまとめ、自分にとってどれほど充実した経験だったのかを感じました」 「この2週間を冷静に振り返るのはもう少し先になると思いますが、すでに多くのことが見えています。東京(五輪)からどれだけ進歩したことか!もっともっといいテニスプレーヤーになるために、もっともっといい人間になるために、どれだけ多くのチャンスを生かせるか。しかし、私にとって最も重要なことは、ここでどれだけ多くのことを経験できたかということでしょう。特別な時間だったし、チームや家族がいなかったら実現しなかったでしょう。ありがとう」 「チンウェン、ドナ(・ベキッチ)、本当におめでとう。オリンピックの表彰台を共にできたことに感謝しています」 「パリで私たちのスポーツがどれだけ素晴らしいものだったかと誇りに思います。開会式では、どれだけ多くの素晴らしい試合、物語、演出を見ることができたか。テニスはスポーツの世界で重要な位置を占めており、私の物語もその一部であることをうれしく思います」 五輪に強い思い入れがあるシフィオンテクだが、当時世界ランク8位だった東京五輪では2回戦敗退。そこから「どれだけ進歩したことか」と記したように、全仏オープン3連覇に加え全米でも優勝、22年4月4日からはほとんどの期間、世界1位の座に君臨するなど圧倒的な強さを見せ、パリ五輪では銅メダルを獲得。まだまだ上を見ている23歳の今後の活躍ぶりから目が離せない。 構成●スマッシュ編集部
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