「違約金を払うのに100万円貸して」 通信アプリ、副業、報酬…支店長の不審は確信に変わった 姶良
鹿児島県警姶良警察署は25日、特殊詐欺被害の防止に貢献したとして、南日本銀行加治木支店の若松真哉支店長(44)、中野敬子(たかこ)次長(49)、永里亜小女(あこめ)さん(53)に署長感謝状を贈った。 ずぶぬれの3歳児 夕方の街でぽつんと1人…「家はどこ?」 高校生たちはとっさに機転を利かせた
同署などによると、7月、窓口に来た高齢女性に永里さんが対応した際、「違約金を払うために100万円貸してほしい」と言われ、不審に思った中野次長が若松支店長に報告。別室で詳しく話を聞いたところ、「LINE(ライン)を使った副業で報酬を得ているが、報酬を引き出そうとしたら違約金を払うよう指示された。既に約50万円払っている」と話したため、詐欺被害に遭っていると判断、警察に通報したという。 若松支店長は「銀行で勉強会を重ねていてその成果が出せた。引き続き詐欺防止に努めたい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島