【ハイライト動画あり】東海大学が10トライ。法政大学も“粘闘”。第13回関東大学春季交流大会Aグループ
後半は東海大がじわりプレッシャーをかける。
理由の一つはPR伊波大地、HO下江康輔、PR杉浦皓亮が最前列を務めたスクラム。後半最初のスクラムから8対8の勝負でドミネート。自陣脱出を助けた。
と、好プレーの応酬は47分だった。
この日連携ミスもあった東海大のモールを、法政大が止めてみせた。やむなく展開したところでCTB田中大誠がトイメンに好タックル。こぼれ球を確保し、SO金侑悟主将が無人地帯に蹴り込んで再獲得。
法政大のターンオーバー・トライかと思われたが、懸命に戻っていたのは東海大SH井川天太郎。後方から飛びつき、グラウンディングを許さない渾身のトライセーブ。好プレーの連続に雨中の客席が沸いた。
東海大はその守備で主導権を握る。前半ロングゲインもあったNO8大森光が好タックル。こぼれ球をみずから拾って攻守交代。守備からペースを握った。
すると敵陣に入った東海大。南アフリカ出身のCTBコンラッド・セブンスターが得意のオフロードパス。直前にトライセーブのあったSH井川が抜け出し、53分、ようやく後半最初のトライを奪った。
ただ法政大も諦めない。
ルーキーFL大沢がゴール前のFW密集戦から後半19分、キャリーでトライを奪い、ふたたび14点差に詰める。
その後1トライを奪われて引き離された法政大だが、この日は後半30分にLO細川幹太がピック&ゴーでチーム4本目。獲られても獲り返し、三度ビハインドを14点(24-38)に戻した。
ただ東海大は終盤に突き放す。モメンタムを与えた途中出場組、そしてWTB中川をフィニッシャーとする攻撃精度が高かった。
まずはゲームキャプテンのFL中山竜太朗が強烈レッグドライブで前進。途中出場の小柳竜晟、川村航平らも力強いキャリーでモメンタムを生み、WTB中川が連続トライ(後半33、36分)でこの日自身4トライを記録。
さらに終盤コリジョンで優位となった東海大は2トライ(後半39、45分)を追加。