アスリート俳優の森渉、“家事が苦手な人気声優”金田朋子との夫婦円満の秘訣を語る「家族3人が笑顔なら家がグチャグチャでもいい」
◆夢に向かう強い心を持つ妻に尊敬も…お互いが励まし合う仲であることが夫婦円満の秘訣
──結婚から10年以上経ちましたが、夫婦の危機はなかったですか? 【森渉】 喧嘩はしょっちゅうします。しかも妻は、「そこで怒る?」とスイッチがわかりにくい人なので、最近は娘と「ママって難しいね」と共感し合うこともよくあります(笑)。ただ僕としてはそういう時もゲーム感覚というか、トラブルを乗り越えた時に「また1個成長できた」と思えるタイプなんですね。そうすると何が起きてもすべてが楽しくなります。 ──その器の大きさ…。奥さまも仕事がお忙しいですし、イライラする時もあるのかもしれません。 【森渉】 ただ僕としては、「それは自分で選択した上での辛さなのか?」を見るようにしています。例えば、僕らは夫婦でマラソンをやっていますが、長距離を走るのは誰しも辛い。でも、それは自分で選んでその辛さに身を投じているわけで、その先に何かを掴みたいから頑張れるんですよね。妻がマラソンを始めたのは10年ほど前ですが、年間を通してトレーニングしていて、この5月だけで通算300キロ走りました。 ──51歳の女性が、それはすごい! 【森渉】 妻はもともと走るのが好きだったわけではなく、今もたびたび「しんどい」「もうやめたい」と弱音を吐きます。それでも彼女には夢があるから、くじけそうになっても何度も立ち上がる。「頑張っているママが好き」という娘の言葉も後押しにはなってはいるのでしょうが、最終的に踏ん張るのは自分ですし、そんな妻を僕はとても尊敬しています。 ──奥さまの夢とは? 【森渉】 僕も彼女も度々テレビのマラソン企画に出場してきましたが、『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)の「100kmサバイバルマラソン」企画のような長い距離のマラソンの企画に2人で出るのが、夫婦の長年の夢でした。それが今年ついに叶うんです。彼女は女子の1位を目指して猛トレーニングしていますし、もちろん僕も最高記録を出したい。しょっちゅう喧嘩している僕らですが、夫婦で共通の夢に向かっていること。そしてその夢が実現できるようお互いに励まし合う仲であることが、結局は夫婦円満に繋がっているのかなと思います。