【写真：フットボールチャンネル編集部】

　日本サッカー協会（JFA）は、2028年のロサンゼルスオリンピック（ロス五輪）を目指すサッカーU-23日本代表の監督に大岩剛氏の就任が決まったことを発表した。13日、パリ五輪からの続投が決まった大岩監督が記者会見を行っている。会見では、大岩監督が続投を決めた理由と思いについて言及していた。　 【決勝トーナメント表】パリ五輪　男子サッカー 　21年にパリ五輪を目指すU-21日本代表の監督に就任した大岩監督。パリ五輪では年齢制限なしのオーバーエージ（OA）枠を使用せず、ベスト8進出を果たしている。しかし、ベスト4進出をかけたU-23スペイン代表との試合では、0-3で敗れてしまっていた。 　大岩監督がロス五輪を指揮することになれば、23歳以下の年齢制限が設けられた1992年のバルセロナオリンピック以降、2大会連続で指揮を執る初の監督になる。続投の決断を下した背景について、次のように語っていた。 「本当に早い段階で（続投の）話をいただいた。当然、私自身もいろいろなオファーがある中で時間をいただいたのが正直なところ。クラブを率いることと、日本代表を率いることは全く違う仕事になる。そういう部分を総合的に判断して、今回の決断をさせていただいた」 　また、「Jリーグのクラブの人たちとも話し合いを続けていく中で。並行して話をしていた。そういう意味では誠実に話をした中で、最後に決断をさせていただいた」とクラブチームを率いる可能性もあったことに触れつつ、「私自身も色々振り返る中で、個人的なことを考えると悔しさも含めて、もう少しできたのではないかという思いも含んでいる」と、あと一歩のところでベスト4を逃した悔しさも、ロス五輪を目指すチームの監督を続投する決断に影響したと語っていた。